佐藤卓己さんの訳書。マスコミ学会長の職を離れ、少し余裕ができたのだろうか。
鉤十字をつらぬく3本の矢の話は、社会情報研究所の紀要論文で読んだ気がする。
今でもおもしろいのだが、紀要論文読んだのはもう30年前くらいになるのかと嘆息。
大澤昇平『AI救国論』新潮新書、2019
その社会情報研究所も今はすでになく、後継の情報学環にはこうした人もいるのか…。
いろいろ話題の人だったので読んでみたが、意外とおもしろい、わかりやすい。
悪文との評も見かけたけど、けっこう書ける、読ませる人なのかもしれない。
人文学的あるいは社会的常識の欠落も、この経歴ならばなぁ、とも思う。
ともかく、救国してほしいものだ。