60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

白浜とおじさん



親族旅行の際の宿から。ちょっと神秘的な、補陀落渡海的な。



遠くに川久も見える。先日、某飲み会にて
あのホテルの元オーナー一族の子息が
勤務校に下から上がってきた、いわゆるナイバーで
インターネット広告黎明期にはブイブイいさせてて
元局アナと結婚したけど、その元局アナさんは
けっこうアカデミック・キャリアも考えていたのかも
一度、学会報告聞いたことがあるし…
みたいな話をしたところだった。


鈴木涼美『おじさんメモリアル』扶桑社、2017


そういえば、『「AV女優」の社会学』は読んだような気がする
と検索してみると、やはり読んでいた。
http://d.hatena.ne.jp/sidnanba/20130906
記憶力が弱くなると、既読かどうか迷うことが多いが
ブログって、ほんと役に立つなぁ〜と思う瞬間。
それ以降は読んでなかったのだが、
テレビブロスのコラムは眺めていたので、筆力は承知していた。
今回、もうすぐ56才になるにあたり、自戒のために読んでみる。


う〜ん。おじさんの、この虚勢はりたがる感じは
我が事としてわからんこともないが、いや、
それが他人にとってどれほど面倒臭いことなのかもよくわかる。
やはり、自戒、自戒。


今回の衝撃は、
キイ,ウィルソン・ブライアン『メディア・レイプ』リブロポート、1991
の訳者がそういう方だったのか、という点。
リブロポートってのもなんだかなぁ。
キイの訳者といえば、管啓次郎植島啓司
う〜ん、濃いラインアップだなぁ。


上手に年をとりたいものだが、自分にとっては
高橋源一郎がロール・モデルってのも違うような気がする。
さて…


いよいよ高田渡の没年と同年齢ということになると
いや、ほんとロールモデルが見えない。あんなに飲まないし。
水木しげる先生、木村充揮先生はぶっとびすぎだし。
強いて言えば、1っこ上の横山剣さんか
おないの星、ロバート・カーライルか。
あとはやはり、山本和範師なんだろうけど…


なぜか、大学教員とか研究者とか著述業者とかでは思い当たらない。
(カテゴリーというか、ジャンル違いの人ばかり挙げてしまう)
う〜ん、この世界で今後生きづらいということなのかも。
道なき道を行くといえばかっこいいが、たぶんそこに道はない。
自分の後にも道はできない。


今日は打合せ1件と、校正。