日曜のクリスマス会。右下の息子の帽子だけが、ピンと立っているのはなぜ。
月曜は朝から会議。午後はひたすら片付け仕事。
北沢夏音『Get back, SUB!』本の雑誌社、2011年
たしかファッション特集の号だと思うが、一冊だけ「SUB」を持っていたはず。
だが、かつて、そうした新書も出したはずなのだが、
あまり雑誌に執着がない人間なもので、あぁこんな雑誌もあったのだな、
くらいに思っていた。今回、その背景が詳細に知れて、非常におもしろかった。
が、今校正している、戦後の関西若者文化を振り返る、みたいな原稿に
この雑誌の件を反映させるかどうかは、正直微妙なところ。
社会への影響という点では、『神戸からの手紙』になっちゃうんだろう。
ただし、編集者(ないし広告制作者)の評伝としては、猛烈に興味深い。
1980年代、少しだけ広告制作の世界にいたので、いろいろなことを思い出す。
広告制作者の世界について、何かまとめたいと思いつつ
『MAD MEN』を見る。シーズン5の制作が少しゴタついているようだが、
この4で終わられたら、ファンは承知しないと思う。頑張ってほしいものだ。
シーズン4の印象は、それまでの伏線に収拾をつけつつ、ドン再婚するし
また新たな展開を匂わせつつ終わった感じ。ちょっと踊り場っぽいが
それでもクオリティの高さは、依然。無能な小男のコピーライターが
妙な存在感を発揮していたが、解雇されたので5ではお目にかかれないのだろう。
オフィスで急死する老秘書というのはあったものの、
芝刈り機で足を刈るシーンの衝撃には及ばなかった。いちばんの見どころは
黒人女性と付き合っているために、父親からステッキで殴られる共同経営者、
かもしれない。時代の風俗や社会背景を丹念に拾いながら
アメリカ(広告業界)のHeydayを生きた男の半生記、なのだが
どうも、最終的には悲劇で終わりそうに思えてならない。
『Get back, SUB!』にも杉山登志の話が、出てきてたけど。