60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

汗牛充棟



研究室の写真。整理せんとなぁ。


つかこうへい『娘に語る祖国』光文社文庫、1998
さやわか『AKB商法とはなんだったのか』大洋図書、2013
ヒキタクニオ凶気の桜新潮文庫、2002


今日は、打合せ、会議、打合せ。


それから昨年もやったような記憶がありますが
ゼミの様子紹介のため、3年生のテーマ発表へのMLでのコメントを貼っておきます。


>A君「これからの広告人」
広告業の現状の概観については、毎年出ている
日経広告研究所編『基礎から学べる広告の総合口座2012』(日経広告研究所日本経済新聞)など。
それから雑誌『宣伝会議』『ブレーン』などになるんでしょうが、
図書館に入ってる“Advertising Age”を読んでると、グローバルな感じで、ちょっといいかも。
あとは、もう読んだかもしれないけど
タカハシマコト『ツッコミニケーション:生活者を「相方」にするボケとツッコミの広告術』アスキー新書、2013
それから、春先に配った『これからの広告人へ』という本は、皆、7月2日までに何となく眺めておいてください。


>I君「実写化の是非」
Wikipediaの「アニメ・漫画のテレビドラマ化作品一覧」を眺めただけでも、
マンガ原作の映画化・ドラマ化がすごい勢いで増えてきている…という気がしますが、
それをちゃんとカウントしたり、その原因を分析したりという研究を生憎知りません。
コンテンツビジネス現状を知るためには、『日経エンタテインメント!』という雑誌がいちばんいいのですが
大学図書館はバックナンバーを保存していないよう。東京に行く機会があれば
http://www.admt.jp/library/という図書館(とミュージアム)を覗くといろいろ面白いと思います。
それからK君(「邦画ビジネスの現状、製作委員会方式の是非」がテーマ)の時にも書き送った
斉藤守彦『日本映画、崩壊:邦画バブルはこう終わる』ダイヤモンド社、2007
斉藤守彦『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』ダイヤモンド社、2009
も、ひょっとしたら参考になるかも。
あと、逆にコミカライズとかノベライズとかもやたらあるのは???
といのも気になるんですが、これも先行研究や参考文献がないような気がします。


>Fさん「タイプグラフィーについて」
だまされたと思って上ヶ原3F図書 010:394『雑誌作りの決定的瞬間 堀内誠一の仕事』を見てみてください。
あとタイポグラフィーの大御所としては上ヶ原3F図書 740:570『原弘 デザインの世紀』。
デザイン全般に関しては、とりあえず「柏木博」で検索してみてください。
それから『アイデア』という雑誌が参考になると思うのですが、大学図書館には入ってないよう。
上京の折に、先の吉田秀雄記念図書館や国会図書館に行ってみるか…。
あと東京に行く機会があれば、凸版印刷印刷博物館http://www.printing-museum.org/
がおすすめ。


>G君「ソーシャルゲームのビジネスモデル」
個人的にまったくわからない領域ですが
中山淳雄『ソーシャルゲームだけがなぜ儲かるのか』PHPビジネス新書、2012
まつもとあつし『ソーシャルゲームのすごい仕組み』アスキー新書、2012
京井良彦『つながる広告、共感、ソーシャル:ゲームで築く顧客との新しい関係性』アスキー新書、2012
加藤友助ほか『9割が無料で遊ぶソーシャルアプリのマネタイズの仕組み』2012、秀和システム
深田浩嗣『ソーシャルゲームはなぜはまるのか:ゲーミフィケーションが変える顧客満足』2011、ソフトバンククリエイティブ
と物凄い勢いで、本が出ています。それから、もう少し社会学的な本ということでは、
井上明人ゲーミフィケーション:<ゲーム>がビジネスを変える』NHK出版、2012


>Y君「アメリカンフットボールをメジャースポーツにするには」
K君(「スポーツとメディアの相互作用、相互関係」がテーマ)の時にも送った
井上俊・菊幸一編『よくわかるスポーツ文化論』ミネルヴァ書房、2012
黒田勇編『メディアスポーツへの招待』ミネルヴァ書房、2012
という本が、まぁ全般的な議論としてはよいように思います。
もう少し話を絞って「アメリカンフットボールをいかにメジャースポーツにするのか、五輪種目にするのか」となると、
先行研究・参考文献見当たらなさそう。オリンピックの仕組みを知ることから始めるなら
小川勝『オリンピック商業主義』集英社新書、2012
猪谷千春『オリンピックを動かす巨大組織』新潮社、2013