60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

右往左往



日曜日、弁天池脇を通ると、水を抜いての一斉清掃。
(棒の上には、退避中のサギ)
引き上げられたゴミの中には、なんと自転車なども…。


さて、写真とは全く関係なく、久々の入試ネタ。
今朝の毎日新聞には「3大都市圏私大の学生数抑制へ」
といった記事が載った由。「地方創生」の一環として
3大都市圏の大学への学生集中を抑えるために
今まで以上に厳格に、都市部の定員超過率の高い大学への
助成金を減らしていく方針なのだとか。要は
都市部の大学は、公表している入学定員以上に
入学者を多く受け入れることはやめなさい
そして3大都市圏以外の大学へと学生を回しなさい
という方向へと、文部科学省は動いているようだ。


幸い私の本務校は、10年ほど前から、
限りなく「入学定員=入学者数」に近づけようと
入試の合格判定を行ってきている
(もちろん、歩留まり率の推計には誤差はつきもので、
若干多すぎたり、ややショートしたりの振幅を
毎年繰り返しつつ。←推計担当者は胃が痛い…)
この少子化のご時世、今、入学定員を増やせと言われると
かなりしんどいので、そうせずに済みそうなのはありがたい。
(定員を増やすと、易化するのではとの予測が流れ、
偏差値落ちる…、というスパイラルに陥る恐れが…)


でも、特に東京圏の私立大学に学生が集中したのは
郊外型キャンパスへの誘導を文科省がやめて、
都心に高層キャンパスが立ち並んだからではないんだろうか。
(高さ規制の緩和! 地震あったらどうするんだろう…)
急に、今度は「学生集めるな」と言われても…
と多くの大学は思っているのでは。振り回されて、右往左往。
それに産業構造の一極集中が是正されない限り、
学生は分散はせんだろうし(大学側も努力はしてるけど)。
地方の大学に進んでも、結局就職で上京するだけだろうし。


今日は面談的なこと2件。あとは、懸案業務を粛々と。


さやわか『僕たちのアイドルの時代』星海社新書、2015