60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

変な夢

見た夢の話を聞かされることほど、どーしようもないこともないとは思うのだが、
今朝、明け方に見た夢があまりにも変だったので、備忘のため。


ふだんはそんなことしないのに、ジョギングをしている。
しかし、道に迷ったようで、道端でスマホの地図を呼び出そうとしている。
市民ランナーの大会か何からしく、たくさんの人が横を走っていく。
すると、おっちゃんどないしたん、みたいに声をかけてくれる人がいる。
しかも親切なことに、地図出てこんのやったら私の使いと言い
スマホの画面を見せてくれるが、出てきたのは東京の地図である。
関西出身で今東京で働いている女性らしい。
ありがとう、でもこっちの方が早い、と言いつつ私は
大阪府の立体地図みたいなピースをとりだし、それをスマホカメラで読もうとする。
(その形状を読み取って、大阪の地図を表示するという仕組みか?)
知育玩具みたいなものらしく、それを組み合わせていけば、日本地図ができる感じ。
変わったもの持ってんなぁと女性に言われ、
実は息子が強度の弱視なので、手ぇでも見れる地図の方がいいのでと答える。
なぜかここからは、その女性の独白。
「手ぇでも見れる、という表現が妙に気にいり、そのおっちゃんと親しくなる
時々飲んだりする仲になって、おっちゃんの家族にも紹介された
息子はその後、16で完全に失明し、鍼灸の学校に通い、資格をとって診療所をひらいた
鍼灸の腕以上に、お客さんや周囲に愛され、支えてもらわないとやって行けない
おっちゃんは、息子に嫁が来んかな、孫の顔がみたいみたいと言っていた
でも、彼に娘(おっちゃんにとっては孫)ができた。
母親は、私だ。彼が22歳、私が37歳の時のことだ
15歳の年の差婚というわけだ。でも私は、47歳の時に病を得て、没することになる
今度こそ誰も頼ることができない。父と娘の二人三脚の日々が始まった
幸い娘はよくできた子で、家事の手伝いも一通りできる…」というあたりで目が覚める。


途中からドキュメンタリー番組調になり、その冒頭の経緯説明のナレーションが
ずっと頭の中で流れていた感じ。声は室井滋っぽかった記憶がある。
最近こんなドキュメンタリーを見たおぼえもないし、
知り合いにこうした夫婦ないし親子がいるわけでもない。
わが家の息子も眼鏡はかけているけど、そこまで視力は低くない。


金曜日、一日家で仕事して、短いものだけど、年明け締切り原稿2本にめどをつけた。
久しぶりにそうした頭の使い方をしたので、脳のどこかがショートしたのかもしれない。
しかし、脳内ドキュメンタリー番組が勝手に流れるというのは、
初めての体験のような気がする。映像も断片的についていたような気もする。
最後まで見たかったような気もする。なぜ、室井滋だったのかも気になる。


今日は一日、いわゆる「クリぼっち」で、研究室にこもる予定。


池岡義孝・西原和久編『戦後日本社会学のリアリティ』東信堂、2016