60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ぼくのりりっくのぼうよみの深読み



サイゾー』の雑誌特集でのコメント仕事。
きゃりーぱみゅぱみゅラブドールと乃木坂が好きな
変なオジサンに見えるんだろうなぁ、世間には。


今日は大学の卒業式。総合体育館で壇上に座る→
ゼミに分かれて卒業証書の授与→
社会学部チャペルにて同窓会賞・安田賞授与式→
大阪市内に出てゼミの謝恩会
みたいな流れの一日。
あと昨日のジムでは、66.25kg。今日は礼服のではなく
黒スーツのズボンを着用なので苦しくはない。
とりあえず目ざせ、65.00kg。最終的には63.00kg。
身長173cmくらいなので、そこから引く100という
大昔の方法を採用!。まぁ、そんなことはどうでもよくて
以下は同窓会賞・安田賞授与式でのあいさつ内容。
(今日はバタバタしてるので、フライング気味にあげてしまうけど
う〜ん、たぶん問題ないでしょう)


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 同窓会賞、安田賞受賞のみなさんおめでとうございます。
 もうご存知のことと思いますが、同窓会賞は今春卒業の社会学部生609名のうち、成績上位者2名に贈られる賞です。
 一方、安田賞は、この春提出された卒業論文のうちから優秀論文を表彰するものになります。かつて関学社会学部に安田三郎先生という方がおられて、その方の学問・業績を顕彰し、こうした賞を設けているわけです。ここしばらく最優秀論文賞が出ていなかったのですが、4年ぶりに最優秀作を選出することができておめでたい限りです。安田賞の選考に当たられた先生にも、後ほど各論文の講評などもお話いただきます。
 さて、学部長からお祝いのコトバを一言ということなのですが、あまり時間をとってもなんですので、最近聴いて気になったフレーズを紹介して、それをお祝いのコトバに換えさせてもらいたいと思います。
 こうした場で、何かよいコトバを紹介して、それにからめて挨拶をするというのは、クリスチャンの先生方はたいへんお上手です。その時々に、絶妙の聖句、聖書の言葉ですね、それを引いてありがたいお話をされます。
 あぁいうのいいなとは思うのですが、付け焼刃で聖書を読んでもと思ったので、最近買ったCDの歌詞カードをひっくり返してみました。
 昭和の時代に生まれ育ったので、私は今でもCDを買います。ダウンロードで楽曲を購入することはほとんどありません。アマゾンで買うにせよ、現物の音源がないと、なんか気持ち悪いんです。別に、付録や握手券が目当てということではなく、ただただ純粋にCDを買います。
 まぁ、そんなことはどうでもよくて、今日ご紹介したいのは、ぼくのりりっくのぼうよみの「Be Noble」という曲です。この曲は、今日から公開されている映画「3月のライオン」の主題歌になっていて、いろんなところで流れているので、耳にしたことある人もいるかもしれません。
 ぼくのりりっくのぼうよみは、この春から始まるドラマ「SRサイタマノラッパー」のエンディングテーマも担当するみたいです。サイタマノラッパーが地上波でドラマになるなんて、びっくりしましたが、楽しみですねぇ、と言っても誰も共感してくれてないようなので、話を元に戻します。
 で、「Be Noble」という曲には


誰よりも自分が誇れる自分になりたいよ


 という一行があります。


誰よりも自分が誇れる自分になりたいよ


 パンチラインということになるんでしょうか、とても耳に残るフレーズです。
 みなさんは周囲の人から、大学でよい成績をとった、すばらしい卒業論文を書いた、だから何? それで何かいいことあったの? 賞金・賞品、たくさん貰えたの? 4年の最後の時点でそれ貰っても、就活のアピールとかにつかえないよね? だいたい就活に際して、採用先は成績や研究テーマを気にしてるの? 成績悪いよりいいにこしたことないくらいでしょ。研究テーマ聞かれて、口ごもるよりは、しゃべれたほうがいいって程度でしょ? それなら勉強より他に何かいろんなことがあった大学生活の方が、いいと思うんだけどなぁ…
 等々といった言われ方、思われ方をするかもしれません。
 しかし、同窓会賞、安田賞を取ったことは、誇りに思ってください。皆さんは、誇れる自分になるために努力し、実際に力をつけ、結果を出してきたのです。世の中には、自分のことではなく、自分の周囲の人のことや、自分が生まれつき与えられた属性などを自慢げに語る人がたくさんいますが、皆さんは、自分自身を誇ってよいのです。
 そして、その誇りを胸に、明日からはまた新たな課題に取り組んでください。この賞がゴールではなく、スタートラインだと考えてほしいと思います。でも、皆さんはただスタートラインに立ったのではなく、誇れる自分としてそこに立ったのです。
 皆さんの明日からのさらなる精進、活躍を期待して、お祝いのコトバとさせていただきたいと思います。