昨日は大阪市内で会議、戻って面談、大学院ゼミ。
今日は打合せ、会議、その他の時間は教務やら研究会準備やら。
藤木秀朗『映画観客とは何者か』名古屋大学出版会、2019
副題の「メディアと社会主体の近現代史」の方が、内容にそっているのだろう。
フィルムスタディーズの本と思って読み進めると、拍子抜けかもしれないが
「メディアによる/を用いての社会主体の形成」史として読むと、歯ごたえバリバリ。
映画観客のありように即して、民衆→国民→東亜民族→大衆→市民
という叙述の流れだが、もちろん時系列での変遷というよりは重層・輻輳の歴史。
個人的には雑誌とテレビについて、最近考えることが多い(必要に迫られている)が
この本土台に考えれば、何かできそうな気がしてきた。気のせいかも。
ゼミ卒業生が大川栄策のミュージックビデオに出てます(真ん中あたりから)。