60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

今朝の桜と大川栄策

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昨日は大阪市内で会議、戻って面談、大学院ゼミ。

今日は打合せ、会議、その他の時間は教務やら研究会準備やら。

 

藤木秀朗『映画観客とは何者か』名古屋大学出版会、2019

 

副題の「メディアと社会主体の近現代史」の方が、内容にそっているのだろう。

フィルムスタディーズの本と思って読み進めると、拍子抜けかもしれないが

「メディアによる/を用いての社会主体の形成」史として読むと、歯ごたえバリバリ。

映画観客のありように即して、民衆→国民→東亜民族→大衆→市民

という叙述の流れだが、もちろん時系列での変遷というよりは重層・輻輳の歴史。

個人的には雑誌とテレビについて、最近考えることが多い(必要に迫られている)が

この本土台に考えれば、何かできそうな気がしてきた。気のせいかも。

 

ゼミ卒業生が大川栄策のミュージックビデオに出てます(真ん中あたりから)。

https://www.youtube.com/watch?v=FyjSIe3xYac