60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ラストライブ

f:id:sidnanba:20200921171027j:plain

 

21名で始まったグループから9名が抜けた部分を、9名で埋めて無事ピリオドをうったんだなぁ、というのが第一感。
新坂の一単のお披露目まで、スラ~ッといったのもの、よかったような。
選抜発表の残酷ショウは、もうエンタメとしてはなりたたんだろう(とくに映画観てしまったら)と思っていたので。
1期7名・2期7名の14名でというのも、1期も2期もない、新も旧もないとのメッセージのような気がした。
12名にも「コンセントレーション」みたく、光が当たってほしいものだ。
皮肉なことに、新衣装が似合ってたメンバーは、圧倒的に12名の側に多かったような気がする(新HPのアーティスト写真見てても、やはりその印象)。
5年前、この衣装で○○センターという世界線は…、などと妄想してしまうが、それではたぶん、多くのアイドルグループの中に埋没してたんだろう(自分たち父子も引っかからなかっただろう)。
最後これだけの舞台が用意されたのは、5年間のもろもろの売り上げがあったからこそ。

 

ライブ振り返ってみて、旧坂の持ち味は、やはり「不全感」だったのかなぁという気がしてきた。
過剰だったり、アンバランスだったり、なんかもったいなかったり、不器用だったりとか、意図したわけではないだろうが、そんなメンバーが多かった。
「不全感」から、社会への反発・抵抗といった鉱脈を掘り当ててしまい、そこに制作スタッフも引き寄せられ、メンバーともども作品主義の自縄自縛へ…というのが改名への経緯のように思われる。
しかし、その「不全感」があったからこそ、共鳴するファンも多かったのだろう。
そのあたりは新坂にも受け継がれてほしい(顔ぶれ変わらないので大丈夫だと思うが)。最後、「笑顔で行こう」みたいな締めだったけど、不全感と多幸感は両立可能だろう。
というか、不全感だけでも、多幸感だけでも、やがてしんどくなってくると思う(演る側も、観る側も)。

 

とまぁ、感想を記録しといたところで、今日は保健館から研修会の1日。