広告学会関連のおつきあいということで、村尾俊一先生よりご恵送いただく。
非常に光沢の強い表紙ゆえ、亡霊のように映りこんでしまった。
広告会社の組織研究、しかもクリエイティブの領域にふみこんだものは、
日本ではあまり前例がなかったと思う。貴重なお仕事。
戦略レビューボード、クリエイティブボードに類するものは、中井幸一氏が1971年に言及した例があるとのこと。
電通、1960年代、何かそうした組織もっていたんだろうか。
博報堂120年史の仕事のからみで、いろいろ資料眺めていた頃、瀬木庸介(博親)氏のリーダーシップのもと、
1960年代にそうしたボードがあったとの記述もみた記憶はある。さすが、アメリカ帰りと感心した記憶もある。
だがいろいろあって、この系譜は途切れ、その後、社内的にはなかったことになり、社会的にも忘却されていったのだろう。
広告史、自分もちゃんとやらんといかんなぁ、と思いつつ。
月曜日は朝からzoom面談×5、zoom院講義。長い一日。