堺の実家から戻る御堂筋線にて。ラグビー(NTTドコモレッドハリケーンズ)でジャックされた車内。
初夢は、今年の紅白の司会者が井森美幸だと知り、もうこんな時期に発表されるのかと驚く、というもの。
昨年末の紅白、子どもたちとダラダラ観たが、どこか納得いってなかったのかもしれない。現に、視聴率悪かったらしいし。
唐突に挟み込まれるSDGs、ACG(アニメ・コミック・ゲーム)ネタ、番宣…。カラフルというテーマと語義矛盾をきたしている紅白という枠組み(かんばれ氷川きよし)。場当たり的な企画群や、むりやりに東京五輪(開会式)を「成功!」と回顧する視点など(あの時の劇団ひとりをいくらこすっても…)。たしかに、なんだかなぁのオンパレードではあった。
世上、藤井風一人勝ちの紅白と総括されてるらしい。なるほど、首肯。本籍岡山の人間としてはうれしい限り。
https://sidnanba.hatenablog.com/entry/2020/08/28/000000
10年前ならKREVAやMIYABIも、同等ないしはそれ以上の強烈なフェロモンを放っていたんだろうが、ジェネレーションZの勢いには勝てないよなぁ。
テレビでの初歌唱の舞台が紅白というのも、今はそういう時代なんだと思う。苦節何年で上り詰める先の紅白とか、大手芸能or音楽プロダクションのプッシュ力とかは、20世紀の記憶の中に。テレビ各局がやる大型音楽特番の一つが紅白、くらいの存在にすみやかになっていくのだろう。
まぁ、まふまふやアイナ・ジ・エンド的なものを、毎年抜擢・起用し続ける勇気やカオスは期待したいところだが。BiSHからけん玉へとつながる混沌。紅白という解剖台の上のミシンとこうもり傘のように。
しかし、なぜ井森美幸。YOU&山里とかならわかるけど。
堀田江理『1961アメリカと見た夢』岩波書店、2021
瀬尾まいこ『そして、バトンは渡された』文春文庫、2020
渡邉大輔『明るい部屋、暗い部屋』blueprint、2021
大和田俊之編『ポップ・ミュージックを語る10の視点』アルテスパブリッシング、2020
KAT-TUN紅白初出場の一方で、田中聖の街録ch。KAT-TUN、MAX(CDTVスペシャル!)的な懐かしさ。だが。SixTONES、Snow Man、King&Princeは、皆目わからず。