60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

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昨朝、保健館までの移動中に写す。新教授館、外観的には完成の様子。

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海外からの客員教員などの住宅の並びに、新教授館は建っている。

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住宅群、改めてみると、デザインかわいい。文化財として大事にしてほしいものだ。

 

話変わって、卒論を読み始めるが、K-POPやドラマなど韓流ネタやアイドル論などがあいかわらず多い。

「女性アイドルの歴史と変遷」「小嶋陽菜がアパレルブランドを成功させた理由」「生き残る「推し」とは?:PRODUCE101から紐解く韓国式」など。「韓国における広告文化」でも、いわゆる「応援広告・センイル広告」について多くの頁が割かれている。
他には「韓国ドラマから見る韓国の文化:若者が盛り上げる時代へ」「なぜ第4次韓流ブームが定額制動画配信サービス(Netflix)によって生み出されたのか」など。

 

アイドルと言えば、あいかわらずbilibiliにて日式アイドル番組の字幕・弾幕を眺めているが、2022.01.09「転角就是櫻坂嗎?~2022新春!櫻坂46双陸大賽!上半場」にて
「忍法ケツ残し」のテロップに対し、書体も似せて「忍法 撅屁股」とサブタイトルつけているのには改めて驚かされる。「撅」は、カササギの尾などがピンと立っている状態の意だとか。

約1日ほどで翻訳、編集作業をしてしまう字幕組、很有能…。

双壕一組となったteam優雅に対して、「井上混進優雅隊」「梨名出世了阿、又再度脱離關西」などと入り、「橙汁女王」の件をふまえて「inori又立flag」「梨名你又在立旗」など弾幕が流れる。

番組MCに対しても「最後一年M1失利的禿頭」と入るなど、リテラシーの高さ依然ハンパない。日本に留学経験があったり、現在留学中の人たちなのだろうか、もしくは中文堪能な日語話者が書き込んでるんだろうか…

あと、三坂の冠番組(1月9日深夜放送分)で比較すると、いずれも1日程度で字幕付きがアップされるが、1月12日の時点で播放数乃木坂2.3万、日向坂1.8万、櫻坂1.3万となっていた。
中文圏での人気、こんな感じなのか。けっこう日本国内での感じと近いのかもしれない。しかし、わずか1日程度で字幕がつき、同じく1日程度で万単位で再生されるのはすごいこと(だが、中文圏の膨大な人口考えれば、日流まだまだ弱いのだろうけど…)。

卒論読んでる感じでは、韓流・華流・日流の別も、いろんな意味で曖昧化しているよう。ただ、日式の場合は、いったん文脈共有した人々の間での強さはかなりのものだが、その外部への突破力・到達力という意味では、BTSなど国際市場(もっと言えば英語圏)を念頭においた人々の方に、一日の長があるのだろう(ジャニーズなどに新しい動きもあるように思うが)。

先日のbacksliveを眺めていても、これに「emo(tional)!」となるのは、基本的に膨大な文脈の共有を前提としているからこそ。陣営外というか新規開拓の使命はフロントメンバーで、という分業制という気もするが、外部への到達=地上波(=フロンツ)、沼の深化=ネットメディア(=バックス)、という二元論的な図式もすでに無さそう。表が裏になり、裏が表になる、クラインのツボ(る)状態。

まぁともかく、学生が分析対象とする事例を理解・把握するだけでもたいへんなことが、最近多い。

 

今日は大阪市内にて会議。審査・採点仕事などなど。原稿準備、遅々としてしか進まず。