60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

恵送御礼


ん〜、書影もっとちゃんと撮らないと失礼だな。


中村秀之さんよりのいただきもの。
あいかわらず重厚な、ポスト占領期の映像分析。
映像もろとも時代(地層?)を掘り起こす感じ。
読み応えのある論集。既読ではあったが
とくに基地関連の章は、教わるところが多かった。


金・土は東京出張。
定宿の、私学教員は安く泊まれますよ御茶ノ水ホテルにて、
ホテルから賃借したPCで教務作業するものの、
通信環境悪すぎ。昔ケーブルでつないでた頃は
けっこう仕事になったのに…。wifi弱すぎ、途切れ過ぎ。
東京離れて18年になるので、ぷらっと来たよそ者が
あまりグダグダ文句言うべきではないかも知れないが、
やや東京にイラつく(あと東京駅周辺の公衆トイレの少なさ)。


学会は、白山の東洋大学にて。
巣鴨に6年間住み、都営三田線をよく使っていたが
白山で降りたことは一度もなかった。
(千石は、三百人劇場があったので、何度か)
勤めていた会社が丸の内と神田神保町の2本社体制となる際
どっちに行かされても乗り換えなし…、
ということで住み着いた巣鴨巣鴨・東京間を一年通勤し
巣鴨・春日間を2年間通学、そして巣鴨・神保町間を3年間通勤。
春日が大江戸線南北線とつながったというが、
南北線大江戸線は未知の領域。なんせ、18年前に離れたので。


懐かしい巣鴨だが今回は単に乗り継ぎ。
アトレなんとかまでできちゃって…。
でも、爪楊枝咥えて歩いてるおばさん見かけて、巣鴨〜。
今回、表参道のABCにも行ったが、なんかすれ違う人が違う。
でも、そんな都営三田線も、白金とか、日吉とか言ってるし。


さて、白山。井上円了〜とか、白山神社〜とか思っていくと、
モダンな校舎にビックリ。発表は戦時期プロパガンダとか
テレビ局のコンプライアンスとか(柄にもなく発言、とほほ)。
午後からのメインイベントは、ドワンゴ川上会長の登場。
いや、ほんとうにおもしろいワークショップでした。田村さん。


大塚英志『メディアミックス化する日本』イースト新書、2014
山崎まどかオリーブ少女ライフ』河出書房新社、2014
森真一『友だちは永遠じゃない』ちくまプライマー新書、2014
大橋崇行ライトノベルから見た少女/少年小説史』笠間書院、2014
夏目漱石彼岸過迄集英社文庫、2014
芥川龍之介侏儒の言葉』文春文庫、2014


よりによって帰りの新幹線で、カドカワドワンゴに毒づく大塚本。
でも行きの新幹線は、大塚・東批判の大橋本。みんな、仲よく。
そうか、山崎まどかの父は、山崎カヲルだったのか。
山崎まどかの通った学校は、西原理恵子の息子が通ったとこかも。
夏目本。わけあって最近読んでいるが、やはり新聞小説なので
読者はサラリーマンというか、知識人層なんだろうなぁ。
そこが、どーも、最後のところで好きになれない原因か。


明日は、京都へお仕事に。