60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

125周年記念講堂(仮称)


昨夜、wowwowにて無料放送の
「ノンフィクションW 映画で国境を越える日
 〜映像作家・ヤン ヨンヒという生き方〜」
を観る。「ディアピョンヤン」「愛しきソナ」
そして「かぞくのくに」の映像もはさみ込まれている。


総連幹部の父、北朝鮮でエリートコースを歩む兄、
さらにはその兄が日本で過ごす際の監視役・ヤン同志…


それだけ聞けば、不気味に思われがちな人たちが
どれほど平凡で、かつ魅力的な人物なのかを
語りかけてきた作家・映画監督ヤン・ヨンヒ
映画だけでは食べていけない現状と、
その強い意志と繊細な心の動きとが描かれている。


明日また「明日ママ」の感想をアップしようと思うが
シリーズ全体を通して、三上博史演じる「魔王」を、
ヤン・ヨンヒの父・兄、そしてヤン同志のように
感じることができれば、「明日ママ」の勝利だと思う。
でも、ヤン監督作品の製作にこめられた歳月や情念を考えると
勝ち目は薄いだろうなぁというのが、現時点での予想。
個人的にはシリーズ最後までオンエアしてほしいのだが…


入試5日目、祈無事。
校正を1本、返す。