60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

うちゅうじん

写真は、子どもたちの図工展での作品。
銀紙で宇宙人を作りましょう、という課題。
左が娘の、けいさつ星人。
この宇宙人の前では、皆いったん停止しなければならない。
無視すると、両手の剣で攻撃してくるらしい。
右は息子の、きゅうけつ星人。
顔から伸びた「うねうねした部分」で血を吸い、
背中のタンクに1リットルたまると、「いろんな飲み物」にかわるらしい。
その他、「金をくれ」「金をくれ」という宇宙人とか
手に持っているバックをとられると、とった人を呪い殺す宇宙人とか。
小三の妄想力は、なかなかのもんだなぁと、図工展にて感心。


さて、「明日ママ」4話目。
ロッカーの背中の火傷の痕は、『莫逆家族』の若林れん?


そう言えば『TVbros』で、児童養護施設での「ショムニ」!
といった表現があった。なるほど。
成馬零一『キャラクタードラマの誕生』河出書房新社、2013
言うところの「キャラクタードラマ」を、かつての野島作品的な
「文芸ドラマ」がふさわしいシチュエーションでやろうとしたことが、
「明日ママ」が反感をかった理由の一つなのだろう。
窓際部署、掃き溜め部署というのもさほど恵まれた状況ではないが
(さすがに「追い出し部屋」は、ウシジマくんくらいのもの)
まぁ大人だし、そこに異動させられるにいたる本人サイドの理由も
それなりにあった。それに比べると、児童養護施設はなぁ…


あと、子役たちの演技力(とくに芦田愛菜)が高すぎて
「キャラクタードラマ」におさまりきらないのかも。
境遇ゆえにか異様にしっかりしているポスト、という設定は、
海街diary』のすずちゃんくらいの年齢(中学生)になれば
観てて辛くないのかもしれないが、やはりちょっとフリーキー。
子どもが子どもらしくいられないほど哀しいものはない
との、香田幸(さち)の名セリフを思い出してしまう。
美空ひばり? 角兵衛獅子? などと思ってしまう。
(50代にすら通じないたとえかもしれないが…)
ともかく、江角マキコほど颯爽(ないし能天気)とはいかないし
コメディ(逆境からのクロスカウンターもの)にしてしまえる状況ではなかろう。
時間帯から言えば、視聴者は大人想定なんだろうけど
その逆境を生み出した責任は、親の世代である大人たちにあるのだし。
やはり、文芸ドラマやドキュメンタリーの方が、しっくりきた。


小学校3年生は、ぎんぎら星人を妄想してるくらいで
ちょうどいいような気がする。
芦田愛菜のものマネをするやしろ優のものマネというのが
息子の唯一の持ちネタだが、その程度でいいような気がする。
テレビで芦田愛菜を見かけるたびに、子どもたちには
君らと同じ学年で、こんだけ稼いでる子もいるのになぁ…
とついつい言ってしまうが。


今日は入試6日目。祈、無事。