60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

恵投御礼


編者の先生からご恵投。ファンダム研究に関して、
少し調べていたところなので、非常にありがたい。
K-pop、ジャニーズ、2.5次元などなど。
お笑いのおっかけに関する研究、誰かやんないかなぁ。


外山恒一全共闘以降』イースト・プレス、2018


1960年代=学生運動の高揚、70年代=しらけ、
80年代=バブルに向かう多幸感と、全共闘以降、
若者たちの社会運動が全く存在しなくなったように
語られがちなのだが…、という主張はよくわかる。
青生舎とか風の旅団とか、あぁそうそう懐かしい〜
というのもあるのだが、包括的・網羅的というよりは
やはり著者の関わってきた界隈中心な感じはする
(それはそれで、インテンシィブな記述は面白いが)。
亜無亜危異とか、革自連とか、アムネスティとか、
レイブとか、カルタイとかは興味ないんだろうなぁ。


「界隈」というのもなんだかファンダムっぽい気がする。
関係性消費というか、関係性生産への衝動、情熱。
それらが希薄な人間にとっては、
おもしれぇなぁ〜と思ってみたり、辟易〜となってみたり。
人生折り返し地点をとうに過ぎてしまったので
居場所よりも消失点を求めはじめるお年頃だし。