60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ゴス・スコ

3月末だと思っていた原稿〆切が延びた上に、
現在ゲラ待ち状態なので、今週はなんかエアポケット。
確定申告は提出してきたので、そちらも一段落。
こんな時こそ、授業準備を…
と思うけれども、切羽詰まらんとエンジンかからず。
そんな、わけで読書に逃げる日々。


読み始めたDunja Brill“Goth Culture”が意外な収穫。
エジンバラ、ブライトン、ボン、ケルンなど
英独の00年代ゴス・シーンがフィールド。
ゴスカルチャーに関しては先行文献(Hodokinsonなど)もあるけど
Gender, sexuality and styleへのこだわりが、著者の持ち味のよう。


昔、スコットランドの田舎町に住んでいたころ
駅前のモールにたまるティーンのゴス男女を見て
「いや、城や教会がやたらある旧市街の方が、それこそゴスだろうに…
なんで、ウォルマートやコスタ(カフェ)や
ウォーターストーン(書店)の前にいるの…」
と思ったもんです。エジンバラなんて、街全体がゴス!
ミステリーツアー、ゴーストツアーやり放題!


特別研究期間が終わりに近づき、現実逃避(大学教員の三月病)と
BSでスコットランドの鉄道モノを見たこともあって
スコットランドにまた行きたいな〜、と嘆息の日々。


ともかく、ゴスロリよりかは、ゴスが好きな自分を再確認。


あと、確定申告の書類作るの、年に一度ぐらいのことなら、
さほど苦じゃないことも再確認。
41歳で死んだ父親は、当時電鉄系某中堅商社で総務次長。
定年までいたら、本社畑の平取(死語?)くらいになったかも。
母は、父の死後、問屋で経理事務。姉も英文科卒業するも
某商社でSE。子育て一段落した後は、医療事務…。
能吏の家系なんですよ、うちは。
魔女の宅急便
画家のウルスラ「魔法で空飛ぶんじゃないんだ」
キキ「血で飛ぶんだって」
みたいな会話があって、「血」とか言っていいんかい
とも思いましたが、血で電卓叩いてるような気もしてきました。
(少なくとも理屈こねるポニョより、血で済ます宅急便の方が○)
そういえば会社辞めた時は、経営企画室員でした。
でも管理系業務は、年に一度でじゅうぶん。
教壇やらパソコンやらゲラの前で、
肉体労働やら細工仕事やらしてる方が性にあってます。


あとブラックメタルに関する本を読んでて
トロル→トトロって、けっこう恐ろしいんじゃないの
とも思いはじめました。畏るべし、宮崎駿