60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ペンとギン

諸事バタバタしつつ、週末は母親の喜寿の祝いを兼ねて
紀伊田辺に一泊旅行。ゆるきゃら「たなべぇ」はいかがなものか。
今話題のかんぽの宿に泊まる。
かんぽの宿、どこでも食事は○。ここもなかなかに賑わっている。


土曜は白浜のアドベンチャーワールド
アシカやイルカのショウとサファリなど、無料アトラクション中心。
観覧車やメリーゴーランド以外は余りお金をかけない方向で。
子どもたちも、アヒルやポニーやペンギンやウサギなど
ごく庶民的な動物とふれあいたがるのでありがたい。
さすがに双子のパンダベビーはみたが、
子どもたちに最もウケたのは、長蛇の列の慰安にと
ポール何本か毎に掲示された「パンダクイズ」。
パンダの糞はどれでしょうといった三択の問題を
解きながら列を進むという趣向。
あ、でも子パンダはかわいかった。
しかし、なぜかわが子たちがおばあちゃんにねだったのは
ペンギンのぬいぐるみ。ペンちゃんとギンちゃんと命名される。


日曜はポルトナントカでプリキュアショウを見る予定が
同じ海南ICのわんぱく公園へ。まぁ、わが家は
お金のかかるところよりも、公共へ公共へ…。
でも、なかなか施設は充実。
がんばってるぞ、海南市。入場料取るなよ、ビッグバン・大阪府


さて、ペンとギンといえば
黒岩比佐子『パンとペン』である(←強引)。
前回ハンセン病についてふれたので、生田長江vs高畠素之の件には
心が痛む。さらに心が痛むといえば、黒岩氏の逝去である。
この本のあとがきにも、闘病への心情があり、やはり痛々しい。
黒岩作品との最初のコンタクトは伝書鳩本だった。
丁寧な調査で、メディアとしての鳩を掘り起こしておられた。
国木田独歩本では某賞をお取りだが、拙著Aも最終5作に…。
目の前で手のひらからすり抜けていった栄誉と賞金…。
だが、国木田本は非常によい本だった。敗れて当然。
雑誌本としても拙著Bより、よほどしっかりしている。
労を惜しまぬ文献調査・渉猟は、『パンとペン』も同様。
あと、先週読んだ本では
吉川潮月亭可朝のナニワ博打八景』も○。
(今夏カンカン帽をよく見かけたが、あれはひょっとして…)。


賞も賞金も得なかった人間としては、少しでも長生きして
少しでもマシなものを書くだけ、ただ書くだけ…。合掌


もろもろ事情があって、明日よりブログのスタイル変更します。
来春から新スタイルを本格稼動させたいので、そのための馴らし〜