60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

先週の東京行3

 

ホテルの窓から…

 

 

今日は、堺の実家へ。スカイツリーよりもあべのハルカスよりも、通天閣ないしPLタワー。

 

街裏ぴんく、R1優勝したのを最近知る。金属バットの無問題「【堺】友保の実家周辺ドライブ」の回だったかで、街裏ぴんくの実家近辺(堺東)もぶらぶらしてたはず。

あと、トケマッチの人の実家も隣の校区。

先週の東京行2

 

休日ということもあり、けっこうな人出で、入館諦め周囲を観て帰る。

 

 

なぜ大魔神???と思ったが、大映KADOKAWAになっていることすら知らなかった。なぜ神社???は、角川春樹がらみってことはないだろうに。Kei-Tee

 

今日は面談、取材対応、Zoom研究会。

 

吉田豪の部屋にて横浜銀蝿・翔も映画「リトル・リチャード」を絶賛!

恵送御礼

 

草創期テレビの包括的な通史。これまでだと、ある地域・領域やある企業・団体、ある個人からの視点に偏りがちだったテレビ史記述だが、非常にバランスがよい。

個人的には関西民放局の出版物(あとCBCレポートなども利用)への目配りが、興味深かった。

 

映画が衰微し、歴史として突き放してみることができるようになった頃から、フィルム・スタディーズが盛り上がり始めたように、テレビジョン・スタディーズも盛り上がっていくんだろうなぁ。

 

今日はZoom会議2件。

サンライズ

 

卒業式→パーティ、その足で東京へ。

 

 

パーティでもらった花束。

 

 

午後1時ごろ、花束、京都駅を通過。

 

 

目が覚めると熱海。

 


小さくしか撮れなかったが、小田原城。やっぱ、東海道本線、いいわ。新幹線ばかりでは、飽きる。

卒業式

 

♯KG GRADだけではなく、「大学卒業式」4連発。

 

 

でも、やっぱり正門の校名プレート前が人気なのか、夕刻にもかかわらず列…

 

高校以降、卒業式というものに出ずじまいの人間にとってはわからない世界(でも、子どものは行きたい、というか無事4年で卒業してくれ)。

 

今日は町内のお仕事など。

 

ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』東洋経済、2021

アレックス・ペントランド『ソーシャル物理学』草思社文庫、2018

日野啓三ベトナム報道』小学館、2023

恵送御礼

 

加島さん・飯田さんからのご恵送。

 

コロナ下の科研、たいへんだった様子が伝わってくるが、映像博、マーク、都市博などなど興味深い論考ぞろい。子供の頃のことを思い出すが、今から考えると、まだ若い松本俊夫横尾忠則などの起用は、やっぱ時代に勢いがあったとしか言いようがない。

 

20-21東京五輪の反省か、関西万博、若手も起用ということだろうが、さてどうなるのやら。船頭多くして五輪…の反省生かしてほしいところだが、ソーシャルメディア普及以降、世間の声もけっこう船頭となりそう(1970年のハンパク言説・催事、子どもにまでは伝わってなかったことに比べて)。

 

ロバート・D・パットナム『われらの子ども:米国における機会格差の拡大』創元社、2017

 

やっぱ、閉塞感。

 

今日は会議2件など。

2024卒業式

 

(アップされるのは、サンライズに乗ってる頃の予約投稿。例年のゼミ卒業生進路一覧)

 

朝日広告社
NTTデータ
LDH Japan
関西テレビ
キャセイパシフィック航空
九州朝日放送
キョードー大阪
サイバーエージェント
サイバーエージェント
山陰中央テレビ
資生堂ジャパン
ジェイテクト
スクウェア・エニックス
積水ハウス
TIS
東京海上火災日動
東京海上火災日動
東芝テック
西宮市役所
野村不動産ソリューションズ
阪急交通社
イカレント・コンサルティング
三井不動産リアルティ
三井安田生命
読売テレビ
読売テレビ
レバレジー

皆、がんばれ~

卒業式シーズン

 

写真は本日早朝の中央芝生。すでに、写真撮影の袴姿、ちらほら。

 

先週土曜は大学院の修了式(図書館長として登壇)。その後学部チャペルでの授与式。関わりのある院生のDとMの授与を見届ける。

この時期、正門前の撮影スポットの混雑を避けるため、「KG GRAD」のオブジェが時計台前に置かれるが、昨日からの風雨でブルーシートがはずれかけ。

 

今日は午前・午後の部と学部卒業式の壇上に。そのあと、体育会功労賞の授与式にも、弓道部・部長として。

 

明日は午前学部卒業式(社会学部含む)→ゼミごとの証書授与→午後の部の卒業式登壇→学部に戻って会議→パーティ→その足で寝台特急で東京へ(研究会、学会仕事、図書館めぐりetc.)とバタバタ。

 

今年、ゼミ生から同窓会賞授与者が出た(たぶん、これで5回目)。888888888

明日学部代表として卒業式にて証書を受け取り、午後から学部チャペルでの授与式もあるのだが、残念ながら卒業式登壇中ゆえ出席できず…。まぁ、ともかくおめでたい。

年長者とのつきあい方のtips

 今から40数年前、私がまだ高校生だった頃、NHKのドラマシリーズ「男たちの旅路」の「シルバー・シート」という回を見て、非常に衝撃をうけました。

 この「男たちの旅路」は、警備会社に勤める警備員たちがさまざまな事件・事故と遭遇する中で、社会の矛盾や問題に直面していく、といった内容です。「シルバー・シート」では、空港に配置された若い警備員たちが、毎日やってきて誰彼となく話しかけ、かつて自身がロンドンに派遣された記者だった頃のことを語る老人と知りあいます。そして、その老人が空港で急死したことで、彼が暮らしていた老人ホームの仲間たち4人とも親しくなるのですが、その4人組が都電の車庫に忍び込み、路面電車の車両に立てこもる騒動を引き起こします。4名のうち一人は、かつて都電の運転士でした(放送当時でも、すでに荒川線しか残っていない状態でした)。

 老人たちは問いかけます。死んだ元記者も元運転士も、みながんばって働いていた、世の中を支え、ここまでの復興をなしとげた。しかし、今は無用のものとして疎まれ、打ち捨てられ、顧みられない。人間、かつてやってきたことで評価され、敬意を払われてもいいじゃないか……。

 高校生だった私は、老人たちの気持ちがよくわからず、単におもしろいドラマだと受け取っていたのでしょう。こうした都電ジャック事件が本当にあったわけではないので、どこか寓話として見ていたのだと思います。

 最近、この番組をDVDで見直す機会がありました。感想としては、やはりたいへんよくできている、山田太一(脚本)のすごさを再認識した、といったところです。その点では、昔とさほど変化はありません。しかし、年齢が老人たちの側に近くなったためか、彼らの無念をよりリアルに感じ、実際にこうした事件があってもおかしくなかったのでは、と思うようになりました。最近、同年代の友人たちが、リタイアしたり、定年延長で働いているのをみるにつけ、高齢者のあり方の難しさを、わがこととして受けとめているからでしょう。そして、「シルバー・シート」の頃よりもはるかに高齢者人口の比率が高まり、いっそう世の中の変化が激しくなっている現在、4人組の老人たちが抱いていたような無念のマグマは、さらに社会にたまり続けているように思います。

 といったことを最近考えていたので、「奨学生に参考となるような題材で」とのオーダーをいただき、もろもろ考えた結果、「年長者とのつきあい方のtips」というテーマで書くことにしました。

 大学生の時期は、同年代の気のあう人とだけつきあうことも可能です。バイトならば嫌な上司がいたとしても、辞めるという選択肢は比較的容易です。部活や研究室の縦社会も、昔よりは緩くなっているでしょう。そのため、就職活動を通じて、もしくは実際に世に出てみて本格的に年長者と対峙せざるを得なくなったとき、戸惑ったり、フリーズしてしまうこともあるかもしれません。もちろん若者と年長者とのコミュニケーションギャップには、さまざまな要因やケースが考えられるでしょうが、なにかしらのつきあいづらさ、理解しにくさが生じたとするならば、そこには年長者・高齢者が抱えている無念の感情と、それへの若者側の若さゆえの気づきにくさが、多少なりともあるのでは。tipsとしたのは、秘訣というほど効力はなく、コツというにはおこがましく、助言というのも押しつけがましいしと逡巡した結果です。まぁ気楽に読んでもらって、何がしかの参考になれば幸いです。

 では、まず一つ目。「年長者とつきあう=うっとうしい」というマインドセットを持たないこと。

 無茶なことを言うようですが、「苦手意識を克服するには、苦手意識をもたないようにすべき」です。苦手と思ってしまえば、それは相手にも伝わり、より状況は悪化します。敬意をもちつつ、かつ敬遠しないで接してほしいと年長者は思っています。現在世代間の不平等は多々あり、若い人が高齢者を敵視したくなる気持ちもわかりますが、個々の年長者にそれをぶつけても、何ら事態は好転しません。まず無理にでも笑顔を作って、中高年と接してみましょう(そうした訓練を、学生時代に機会をとらえてしておきましょう)。

 二つ目は、年長者は鬱屈を抱えていて当たり前、と考えること。

 人間年を取れば、社会経験を積み、人格的にも陶冶され、温厚な性格となっていくと考える人も多いでしょう。もちろん、そうしたケースも多々あります。しかし、すべてがそうとは限らず、多かれ少なかれ無念の感情をためこんでいるものです。その屈託を堰き止めているダムは、意外と脆く、簡単に決壊します(いわゆる「地雷を踏む」というやつです)。一時期「キレる老人」という言葉も取りざたされました。いきなり都電をジャックするといった不可解な行動も、蓄積された自尊心の傷つきの末と考えれば、少しは理解可能かもしれません。

 目の前に急に怒りだす年長者がいたら、最初は驚いて固まってしまうでしょうが、徐々に冷静な対処方法を身につけましょう。過度にへりくだる必要もなく、かといって喧嘩なら買うぞという臨戦態勢をとるのもよろしくありません。「言って気が済む」場合も多いので、聞き流すこと(いわゆるスルースキル)も大事です。

 三つ目は、あまりの理不尽には「それ、ハラスメントですよ」と言うこと。

 一、二の対応策をとっていると、さらにエスカレートしてくるタイプも存在します。「勉強になります」「参考にします」と対処していると、さらに年下にアドバイスや知識の押し売りをしてきたりします。ときどき本当に参考になったりするだけに、よけいに対応が難しい。でも、耐えられないレベルに達したら、自身の心身の健康を守るために、ハラスメントにあたると指摘し、この場だけでおさめる気はないことを伝えましょう。年下に強く出るタイプの人は、意外と根は小心なケースが多く、トラブルを周囲に知られることを嫌います。

 こんなことばかり書いていると、世の中怖い、社会に出たくない、という人を増やしてしまうかもしれません。さらに、これを書いている私自身が、おためごかしに要らぬアドバイスをしてくる嫌な年長者なのでは、という気もしてきました。ですが、世間にはいろんな人がいる、という想定はしておいて損はないと思います。耐性や免疫をつけておいてほしくての老爺心だと理解してください。

 最近、博報堂生活総合研究所『消齢化社会:年齢による違いが消えていく! 生き方、社会、ビジネスの未来予測』(インターナショナル新書、2023年)という本が出ました。たしかに、消費のあり方やコンテンツの嗜好に関しては、年齢による差は減ってきたのかもしれません。若い頃の趣味を捨てない年配者と、巨大なアーカイブと化したインターネットの中から、過去の流行を掘り起こし、リバイバル消費していく若者たち。年齢によるセグメントは、たしかに薄れてきているようには思います。

 しかし、既存の多くの組織はまだまだ、年齢をベースに成り立っています。その是非はおくとして、まずはそうした現実の中で生きていくのならば、それなりに上手に年長者に対応していってほしいものです。

 そして高齢者(すなわち私)の側も、いきなり都電をジャックするといった行動をとらないよう、上手に年齢を重ねていきたいものです。

 

《私が大学生時代に奨学金をいただいた団体の会報誌に載せた文章を転載》