昨日の朝日新聞朝刊「銀座の60年」の年表を見て、です。
「1964年 銀座・みゆき通りに集まる若者が「みゆき族」と呼ばれ、その風俗が流行の先端に」
間違いじゃないのですが、1965年の朝日新聞には
「銀座の夜を暗くする コウモリ族補導」
みたいな記事もあります。細い黒のコウモリ傘をステッキがわりに持ち、
それで水銀灯に悪さをする若いお兄ちゃんたちの集団の話です。
そして、その記事にはコウモリ族とは、
「ゾウリ族、レインコート族、みゆき族、フーテン族」に続く、5つめの銀座風俗だとあります。
もちろんフーテン族というのは、60年代後半、新宿東口に屯してた人たちのことではありません。
多分、みゆき族の提げてた麻袋などを「フーテンバッグ」と呼んだところから来てるのでしょう。
同様に、コウモリ族は、みゆき族の中でもJUNなどの「コンチ派」からの派生でしょう。
でも、ゾウリ族やらレインコート族となると、皆目検討もつきません。
新宿や渋谷に若者文化の震源が移る以前、60年代前半までの銀座は、
けっこうトッポい、ヤバい街で、ジャズやロカビリーの揺籃の地でした。
その最後の輝きを、みゆき族crazeに代表させるのも、まぁ妥当でしょう。
でも、そうした整理から零れ落ちる多くの事象にも、目を向けていきたいものです。
61年生まれのホープを一人発見!
ロバート・カーライル(Robert Carlyle)がそうでした。
「おない」の星は、ロバート・カーライルと桜玉吉(ただし学年いっこ上)です。
地味ですか? 私のチョイスは変ですか?
…このお二方については、また日を改めて。