60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

自伝・半生記

あいかわらず自伝・半生記の類を掘っています。


花登筐『私の裏切り裏切られ史』。古い本ですが、依然エグいです。
面白いには面白けど、資料として使うときは気をつけるようにと
澤田隆治氏による忠告(『ちくま』2008年4月号)。
関西放送界黎明期の混沌。


浅暮三文『広告放浪記』。ちょっと年上ですが、
同じ頃、同じように関西でさまよってました、えぇ。
西広告界斜陽期の自嘲。


それからアナーキー『内祝』というボックスセットも、半生記の類でしょう。
仲野茂がいくら外見がみのもんた化しようとも、
マリの復帰のシーンなどは、未だに青春していて
ちょっと涙腺が緩みます(←加齢現象)。
初期衝動だけの音楽作りから、ノイズやヒップホップを吸収し…
ってことなんでしょうが、結局後世に残るのは
ファーストとセカンド・アルバムなのかなぁ
という気はします。でも、同世代としてたいへん励ましになりました、えぇ。