60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

万聖節など

あいかわらず教務、校務、原稿…。特にゼミ生の選考が…
そんな中、先週末旧知の編集者の方がご来校。
某社で新書を担当されており、なんかしましょうね〜
といいつつ、こちらは他社で新書2冊出し、さらに他社で1冊受注中…
「何がほんとうにやりたいんですか」と問われる。


う〜ん、それを言われると、つらい。
って、20代フリーターかよ、う〜ん。
(『若者の現在・労働』日本図書センター
ま、50代を賭けれる仕事をやりたいもんですね。


あとは、パパさんトーク
子どもたちがYouTubeが好きだというと
某編集者さんも3歳になるお子さんを、
iPodiPhoneで動画を見せあやしているそう。
そのうち、最初のメディア接触が、
タッチパネルな子どもたちが台頭してくるな、これは。


先週木曜、わが子たちは万聖節のパーティへ。
息子は魔女の帽子とパーティで貰ったマジックハンドをいたく気に入り
日曜日も近所の公園にそれでお出かけ。やっぱ、ちょっと変わってる。
ちなみに息子の持ちネタは、ラスカルとカオナシの物まね。
(「キュィ〜ン」とか「あ〜」とか)
マジックハンドというのは、宅○郎氏へと通じる道なのだろうか。


ハロウィンとか言われるよりも
内田善美世代としては、やっぱ万聖節だな。
明日日曜日も幼稚園のお友達たちと練り歩くのだとか。


今週月曜、大学でノートパソコンをいじっていて
余計なものまでダウンロードしてしまい、
パワーポイントの挙動がよくわからないことになってしまう。
無線LANとかいうものが、勝手に研究室を飛び交ってることも気に入らん
というアナログ人間にとっては、冷や汗モノ(明日、講義なのに)。
家のノートパソコンと置き換えるかとも思ったが
アンインストールかけてみると、元に戻った。
小学生レベルの話かもしれないが、結構俺ってリテレイト?、と思う。
でも、パソコンはキーボードカタカタいってナンボ
マウスがコロコロ走ってナンボとか言ってる以上
生まれつきタッチパネルしてるお子らには駆逐されるな、これは。


水・木とひたすらゼミ生選考の面接。
金曜は在阪某局によってから東京へ。メディアの世界は激変中。
新横浜経由で八王子に一泊し、八高線で的場まで。
単線ゆえ、やたら時間がかかる。的場駅下車。
せっかく上京されるのなら、その大学の近くの駅前で打ち合わせでも…
みたいな話もあったのだが、台風の中ここまで来てもらうのも申し訳なく
その件はばらしたが、正解(駅前に店ないし)。


午前中は個人発表を二件聞く。
プロデューサーについての報告は、
車中、岡田斗司夫『遺言』を読んでいただけに
けっこうおもしろく聞く。でも、なんだ、造船工場の技師の孫なもんで
プロデューサーとかいう人たちを、私は基本的に嫌いなんだと思う。
だが、やったことが形に残らない分、
歴史社会学的には困難な研究対象であることはたしか。
チャレンジングな研究で、今後に期待。


昼からは、文化人論のワークショップの司会。
しょぼくて申し訳ない。
ふと、新書文化人、っていう議論もおもしろいかなと思う。
丸山真男にしても、政治思想史の専門家として有名だったのではなく
岩波新書によって「文化人」として世に定着したはず。
(いや、総合雑誌かな?。でも東大出版会ではないことはたしか)
専門家ないし知識人が、専門書ではなく新書で
一般的な話題にもはみだした時に、文化人になるのかも。
でも、それもかつての話だな。今の新書の状況みてると。


自分で自分のことを、文化人とは思いたくもないが
ワークショップの中で、文化人は圧倒的に他称なのだ
という話もあった。誰が文化人か、ではない問いをしたいともあった。
そんな中、司会者がマツコ・デラックスも文化人だろうかとか
発言してちゃダメだったな。でも、やはり文化人って何?。
文化をways of lifeとする定義もあるのだから
この世に文化人でない人などいない、とも言えてしまう。


では、今、文化人って誰なんだろうな。
文化系トークラジオ聞いてる人かな。
文化住宅…、文化鍋…、文化包丁…、文化屋雑貨店…
てなこと考えながら歩いていて、霞ヶ関駅への道に迷う(in 埼玉)。
見知らぬ住宅地をさまようといのも、けっこう恐怖体験。ハロウィンより怖い。
iPhoneで地図アプリとか、言わんとあかんのかなぁ。ともかく無事帰阪。
学祭期間中でも月・火は校務で登校〜