60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

偏差値のこととか



写真は、甲子園浜の大汐湯(『西宮の今昔』郷土出版社、2009)。
海水浴というよりは、潮湯治(しおとうじ)って感じだったのだろうか。
阪神電鉄が浜甲子園に「健康住宅地」を開発し
阪神国道線の支線を海岸まで引いていた時代の話。


で、まったく話変わって、せっかくこんなブログタイトルにしたのだから
今回は一度それっぽいコンテンツにしてみようか、という試み。


ttp://www.kawai-juku.ac.jp/moshi/zento/moshi/hyoka_kizyun_6.html


だとか、そろそろ各予備校の2012年度入試に向けての数値が出始めているよう。
気にするべきではないと思いつつ、一応気にする。
今春の受験生減は、さほどの影響がなかったよう。安堵
今春合格った人たちは、それなりに模試の成績もとっていたんだろう。


大学としては、入り口でのバーの高さよりも
出口のところで学生たちの超えたバーの高さが問題なのだと思う。
ただし、入り口のバーもそこそこ高くないと、出口の高さを維持できない。
難しいところだ。自分の所属している学部でいえば
社会学部1学部1学科で学生定員650名、
入試では専攻・コースなどでの募集人員の小分けはせず…
というやり方では、なかなか偏差値は対外的に上がってこない。
(週刊誌などには、その学部の中でもっとも高い偏差値を出した
専攻・コースや入試方式の数値だけが乗る場合が非常に多いので)
だからと言って入口で小分けにすべきか、と言われればNOだと思う。
社会学部というところは、社会学という学問の性質上
「大学に入る時点で専攻・進路を絞り込まない」ところに価値があるように思う。


なに、そのモラトリアム感、時勢に全然あってないじゃん
みたいな言われ方もあるかもしれないが、総合大学なんだから
一つぐらいそうした学部があってもいいし、その中で特色を発揮できるのでは。
また現に就職実績で言えば、他学部に遜色ないのだから、
早くに進路を絞り込んだ学部学科選択をしても
将来に必ずしもつながるわけではない(理系でもその傾向は最近顕著なようだ)。
ならば、いろいろ興味のおもむくままに、いろんな領域を覗いてまわる2年間
(4年間とは言わない、言ってはいけない)があってもいいと思う。
教養部があった時代の人間のたわごとかもしれないが、18才で決めるのは無理。
自分の所属学部に関しては、「学部大括り入試でどこまでやれるか」が、
挑戦すべきポイントのように個人的には考えている。


なんせこちらは、
文学部日本史専攻→
広告代理店勤務→
社会学部勤務(修士・博士の学位は社会学でいただく)
という経歴なんで、18才で決めんでも、22才では仮決めでも
30までには決めてね、としか言いようがない。


今日は、校正→ゼミ→校正→会議