60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

二楽荘


出典は、竹村民郎・鈴木貞美編『関西モダニズム再考』思文閣出版、2008。
かつて阪急神戸線岡本駅北側の、山の上にあった大谷光瑞の別邸・二楽荘。
絵葉書になったもの。なんと、麓からのケーブルカーも設置されていたとか。


杉森久英大谷光瑞中央公論社、1975
同『美酒一代 鳥井信次郎伝』毎日新聞社、1983
同『能登集英社1984
同『徳田球一文藝春秋新社、1964
野坂昭如『新宿海溝』文春文庫、1983
よしだまさし姿三四郎富田常雄本の雑誌社、2006


いろいろ事情があって、杉森久英を集中的に読んだが
1960年代に書かれたものが圧倒的にいい。
島田清次郎など文学者をとりあげた時には、より愛憎併存な感じというか
つき放しながら、やな奴に描きながらも、でも書いたものは評価する…
といった微妙な立ち位置がよかったが、途中からよくある伝記作家的に
なっていったように思う。鳥井信次郎本などは、わざわざ杉森がやらなくても
いくらでも書き手はいただろうに…、と思ってしまった。


大谷光瑞本は、『反省雑誌』から『中央公論』への流れ、つまり
中央公論社(現、中央公論新社)の成り立ちがわかって興味深い。
一方、文藝春秋社が、文藝春秋新社だった時期があるんだなぁ、と感慨。
所感派とか六全協とか山村工作隊とか球根栽培法とか
今どれくらいの人がピンと来るんだろうか…。伊藤律
2005年12月25日の「【61年生2】あさま山荘の陰で」参照。
(おー、ブログ立ち上げて6年目なんだ…)


秋植え球根は、球根自体に養分があるので、
肥料をそれほど気にしなくても栽培できる、
初心者にも育て方のやさしい楽しみな植物です。


木曜日は、午前中所用を済ませてから登校、会議。