1962年、日活。吉永小百合と浜田光夫。
監督浦山桐郎。脚本は、今村昌平・浦山桐郎。
100本の多くが、ドキュメンタリーだったり、
アングラっぽかったり、今なら単館系と括られそうな作品群。
その中にあって数少ないメジャーな作品で、
1962年度のキネマ旬報ベストテン第2位だそう。
興業的にもそれなりに成功したであろう稀な例。
舞台は鋳物の街、川口。吉永小百合の友人など
北への帰還事業をポジティブに描いていることで有名。
ところで、話かわって恵送御礼。
伊奈正人先生から、御父君の著書を。
漢江ブルースの、♪長者町で君と出逢った〜
のフレーズを思い出す。戦後、横浜闇市やら
米軍基地やらの、貴重な証言。おもしろい。
明日紹介する「新・悪名」も闇市ものだなしなぁ。
そう言えば、能登の陽だまりという人もいた。