とあるお仕事でご一緒した縁で、早川先生からのご恵送。
とくに、コミュニケーションやマス(大衆)概念を再検討した章など、
今やっていることとのからみで、いろいろ参考・刺激になった。
具体的な事例分析も多く含む論集なのだが、
「理論」「学説」の意義を若い世代にむけて説く、といった趣の書。
当方、理論よりも具体的な事物へと発情してしまうタイプの人間なのだが
少しわかるような気がする。理論的背景とか学説史上の位置とかをすっとばして
先行研究がないからと個別具体的な分析に入るのは、
ただ単に先行研究の掘り方が浅いだけなのでは、と研究会などで思うこともある。
こちらも充実した60代をおくれたらと、ボチボチと自室の整理。
明日は大学に行って、研究室の整理を続けよう(プラス診察と打ち合わせ1件)。