同僚の村田さんよりのご恵投。
私自身はシスジェンダーかつヘテロセクシュアルな既婚者で、昨年来配偶者はパートタイム就労をはじめたが、子どもが生まれて高校生になるまでの間、専業主婦だった。
たまたま双子を授かったために、育児にはそれなりに関わったつもりだが、基本的には昭和な父親だったと思う。今、かつてのようにオムツを替えられるか、哺乳瓶での授乳後、うまくゲップを出させることができるか、自信はない。
大学教員という現在の存在形態上、「少子化の趨勢、緩和されればいいよねぇ」と思いつつ、だからどうすべきか、なんら意見も見識もない…
こちらが小6のとき、父が亡くなるまでは専業主婦、その後は大車輪の活躍で姉弟を育ててくれた母親にいまだ甘えているところがあり、母性の社会的構築のアクターであったという自覚はありつつ…
と、いろいろと考えさせられる一冊。
今日は3年ゼミ。もろもろ要相談。
菊地史彦『沖縄の岸辺へ』作品社、2022