60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ボトルメール


写真は用賀。世田谷美術館からの帰り道。
こうしたところに住む以上、クルマも凝らないと。



でも、道すがらやたらと鬼瓦。なぜ?


行きは成城学園からタクシーで行ったが、
撮影所が近いからスターが住みついた…
というのも納得。あと、世田谷の道の狭さも納得。
日大のタコ足加減も再認識。あぁ、ここにも日大。
で、村山知義展。プロレタリア運動、かわいい絵本、
モボモガ、前衛芸術、新たなメディアテクノロジーetc.
でも戦後は新撰組などもアリの混沌とした宇宙。
なかなか充実した内容で、けっこう楽しめた。
でも、どの駅からも遠い、砧公園という立地が…。
夏休みの宿題に動員されたらしき、小学生たち。
あとは婦人会的なグループ。国立新美術館では、
いかにも美術愛好家やら、美大生風が多かったのだが。
2Fは花森安治展。一銭五厘の旗も作られていた。基本、
暮らしの手帖推しで、パピリオとか大政翼賛会は無し。
まぁ、しょうがないか。世田谷だし。お上品な奥様たち。


高校時代、現代国語の先生が、花森が好きだったようで
一銭五厘の旗の文章を、授業中朗読されたことがあった。
他は一切忘れたが、そのことだけは妙に記憶に残ってる。
教育はボトルメールみたいなもので、届いてるか
届いてないかよくわからないが、ひょんなことで
数十年を経て届いていたりもする(意図した届き方か
どうかはわからないけど)。教壇で話したり、
文章書いたりは、結局ボトルメール流してるだけかも
などと思いつつ、昼間図書館等をウロウロ、
夜ホテルで書評原稿をいじいじする日々。
(あぁ、ブログもボトルメールだよなぁ)


書評は久しぶりに、グレイトフル・デッドというか
デッド・ヘッズのネタ。気分を盛り上げるためもあって
デッドTで都内ウロウロ(タイダイやらデッドベアやら)。
国会議事堂前駅から総理官邸前の交差点を折れ
議事堂正面真ん前の道を進んで、国会図書館へ通う
(図書館のシステム、けっこう変わってる〜)。
居並ぶ警備関係者の視線は、反原発?とやや警戒気味。
う〜ん。デッドTには、こんな効果もあるのか。これも
先人からのいろんなボトルメールが作用してるような…


塚越健司『ハクティビズムとは何か』ソフトバンク新書、2012


たまたまだが、この本もなんかデッドっぽかった。