60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

42本目。戦後在日五〇年史[在日]


1997年。配給は、映画「戦後在日五〇年史[在日]」製作委員会。
監督呉徳洙、ナレーターに原田芳雄
これも借り出してみたので、写真はこの映画のパンフレット。
98年度キネマ旬報文化映画ベスト・テン第2位だそう。

大島渚大島渚1968』青土社、2004、44p「『在日』(一九九七)の呉徳洙は『白昼の通り魔』(六六)の助監督をやって、ぼくのコリアン・スタッフの中ではいちばん先輩なんだね。『在日』は在日五十年史。終戦直後から李珍宇とか金嬉老指紋押捺までが映画の真ん中で、それから後は、六人の、より若い世代がどう生きていいるかという問題に変わる。それまでのムードと、今の在日がもってる問題はちがってくる。戦後三世代目ぐらいになって、昔の、貧しいつらい困難な朝鮮人というものとはちがう、もっと現代を生きてる人たちのドキュメンタリーになっているんだけど、ぼくなんかは、やっぱり韓国というと、貧しい困難な時代を背負って、生きるためには犯罪者になるか、車を走らせるしかない、そういうものとしてしか韓国を見られなかった」「●呉徳洙(ウ・ドクス)(一九四一〜)は創造社の助監督をへて東映入社、八一年「OH企画」設立。主な作品に『車イスの道』『指紋押捺拒否』など」


とのこと。今日は、会議など。


上野顕太郎『暇なマンガ家が「マンガの描き方本」を読んで考えた「俺がベストセラーを出せない理由」』扶桑社、2015


伝単の描き方など、けっこう歴史研究だなぁ。報道技術研究会に名を連ねていた加藤悦郎の本も。