60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

恵送御礼


佐藤卓己さんより、『物語岩波書店百年史』2巻が到来。
紅野本の1巻目が、創業者個人に力点があったのに対し
2巻目はシステムとして岩波書店が回り始めた様子…
と読めた。対象とするマーケットが判然としはじめ、
そこに目がけて当たる本を出すノウハウが蓄積され
意外と戦時中も凹むことなく、岩波は発展していく。
戦前・戦後を貫く「貫戦史」的に岩波を描くのも
むべなるかな、という印象を受けた。
新しい岩波像を提示する手際は、いつもながら鮮やか。
1・2巻とも良書だと思う。3巻目も楽しみ。多謝


今日は、家族で学園祭など。でも、あいにくの雨。


細馬宏通『ミッキーはなぜ口笛を吹くのか』新潮選書、2013


それからNHK「広島太郎を探して…」みたいな番組を録画で。
そういえば、昔京都にも「河原町のジュリー」という人が
いたよなぁ〜と思い出す。あれっくらいのサイズの街で
まだ80年代頃だと、ホームレスも類的な存在としてではなく
ありえたのかなぁ〜と思ったりもする。