60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

アケボノゾウ印


さらに県立琵琶湖博物館
今度は化石の発掘現場などを再現したコーナー。
研究室を模した一角のスチール机の上には
鑑定中(?)のアケボノゾウ臼歯の化石(のレプリカ)。
それから、スタンドなどの小道具とともに象印魔法瓶。
狙ってるのかね〜


DVDで『東京キッド』を観る。
美空ひばりアメリカからの帰朝第一作とか。
最後はアメリカに飛び立つひばり。ハワイロケも。
美空ひばりデビューの頃、フリークス呼ばわりした
評論家もいたことを思い出す。いや、ちょっと、
そう言いたくなる気持ちも、わかるような気がする。


土曜夜からゼミ合宿。火曜に無事帰ってこれますように。


長谷正人『敗者たちの想像力:脚本家 山田太一岩波書店、2012
ご恵送多謝です。「敗者」というキーワードから
山田太一を見てみると…、そこには新たな光景が…
とかなり感動しつつ、一気読み。わが身を省みて
ふぞろいの林檎たち』以降をあまり見ていない…
なんとなく山田太一を今日性において捉えることをしていない…
でもそれは存外もったいないことだったのかも…
と思ったりもしたが、時代に並走するのがテレビドラマだとすると
山田ドラマはどっかの時点で「降りた」感があったようにも思う。
DVDやユーチューブによって、
あたかも映画のごとくテレビドラマを鑑賞できるようになったがゆえの
テレビドラマ論という気もしてくる。
『東京キッド』のようなプログラムピクチャーは、
むしろテレビドラマの「徴候」として論じられるべきような気もする。
何が言いたいのか自分でもよくわからなくなってきた…


関係ないが、観客動員において敗者である文楽に対し
敗者である以上、すみやかに消えるもやむなし、
という短絡はどうにかならんもんかねぇ、とも思う。


イヴ・セジウィック『男同士の絆』名古屋大学出版会、2001