60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

26本目。はだしのゲン


1976年、山田典吾監督。三國連太郎など。
もっともメジャーな在日コリアン表象かもしれない
「朴さん」役を、沖田総司役で有名な島田順司が。
アニメや続編などもあるようですが、未見。
さらにドラマ版(フジテレビ、2007)などもあり、wikipediaによれば
「朴永甫(勝村政信)-原作と異なり、韓国 (朝鮮)語読みの「パク」と変更され、『永甫』という名前が付けられた。」
だとか。


崔盛旭『今井正』クレイン、2013
142p「当時、東宝は軍部と堅く結び付いて、他の映画会社よりも積極的に「国策映画」を作っており、何らかの形で「戦況」の情報が入っていたに違いない。東宝の助監督であった廣澤栄の回想はそのことを裏付ける。廣澤は、山田典吾という製作部長の話を紹介しながらこう述べている。「(山田典吾は)陸海軍の報道部に嘱託として出入りしていた。いわば東宝映画と軍部を結ぶパイプの役割をつとめていた。その山田からの情報その他で東宝首脳部は刻々と変わる戦況の推移を知っていた」と。」