60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ダイキンの工場近く

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で育ったこともあり、ダイキンのブランド責任者のお話し、いろいろ興味深く拝読。
ゼミ卒業生の名も、一瞬出てくる。

 

ちょうど、広告文化論の「ブランド」回つくっていたところなので読んだが、本書の核は「企業がブランドにこだわるのは、まず収益のため」と言い切った点だろう。

ブランド構築の本義は、社会貢献でも、誰かとの約束でも、他との差別化でもなく…。もちろん、それらに結果するならしたでよいが、あくまでその企業がサステイナブルであることが第一義であり、企業が真っ先に負う社会的責任はそこだろう。この点で、凡百のブランド論から差別化をはかる試みとして、成功してると思う。

全体的に非常に合点のいく内容だが、ブランドを構築すべきはメーカーだけではなく、学校が、個人が、地域がと、さまざまな人々が自身のブランドに気を使わざるをえなくなっている現状を考えると、また別の実務家の知が必要となるようにも思う。

 

秋学期の講義は、全回がオンデマンド型オンライン授業となったことで、気持ちのふんぎりがついた。
「お耳に合いましたら。」みたいなわけにはいかないが、ひたすらマイクに向かい、パワポに音声を入れていく。500名超の受講生個々のことは、よくわからないが…。
Creepy Nutsは、「教師 漫才師 医師 弁護士 師と仰がれし者、皆ペテン師」と言うけれども。「俺はMC」と言うわけにはいかないけれども。

 

今日は台風に備え、終日自宅で教務やZoomで講演聴いたり。

 

林芳亨『日本のジーパン』光文社新書、2021