60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

日帰り上京日記

昨日、日帰りで東京に行ってきました。
13日放送予定の「視点・論点」(NHK教育、10時50分〜11時)収録のためです。
拙著に書いたようなことを、しどろもどろになりつつ
挙動不審な笑みを浮かべ、目を泳がせながら
9分間ほど滑舌悪く語っています(マニア必見)。


2800字ほどの原稿をご用意くださいと言われ
渋谷のスタジオに入ったのですが
生来の「しり上がりに早口になっていく癖」のため
どうしても時間的にショートしてしまい
3回取り直しました。編集でつまんで
いいとこだけつないでくれるのかと思いきや
編集なしの9分間しゃべりっぱなし‥
素人にはきつい話ですが、それはそれで面白いかも。
政見放送と同様の、かつまた別の楽しみ方もできそうな番組です。


リテイクの最高記録は9回で
「完璧主義者の方でしてね‥」と名前が挙がったのが
高校のかなり先輩に当たる人でした。
制作サイド的にはまったくOKなのに、
「もう一度、いやもう一度」という感じだったそうです。
こちらは3回でヘロヘロになり
もうどうでもいいやぁ、という気になったのに‥。
あのお年で、その気力と体力って、やっぱり偉くなる人は‥
同じ高校出てても、やっぱちがうもんだなぁ
と思いましたが、それだけ偉い人だからこそ
9回もとり直しを要求できたようにも思います。


それから拙著、無事重版できました。ありがたいことです。
あと『広告月報』に書いた拙稿も公刊されました。
(http://adv.asahi.com/geppo/index.html)


NHKのような飛び込み仕事があり、本業の方
いろいろ滞ってますが、ニコニコ動画とかDVD(紳竜の研究)とか流しながら
古いCMを閲覧したり、部屋の片付けを続けています。


紳竜といえば、東京からの帰路、酔っ払ってたので
エスノメソドロジー』(新曜社)とか読むの断念して、
『フライデー』『フラッシュ』などを眺めていたのですが
吉本興業へのスタンスが180度違うことに、藁。同じ音羽なのに。
『フライデー』がバッシング系で内紛煽り型なのに対し
『フラッシュ』がヨイショ系で内紛幕引き型でした。


ほんとのことはよくわからないけど、「紳竜の絆」なども、
紳介名誉回復、いい人演出キャンペーン?と思ってしまいます。
ただし、NSCでの講義は秀逸(やっぱり、いい人イメージ増量強化中?、
後輩への影響力保持?、吉本で出世したいんかなぁ?等々思ってしまいますが)。
往年の漫才もやはりおもしろい。♪スペクトラム


お笑いの人の私生活がどうかは、ほんとどうでもよくて
芸をしてる場で、面白いか面白くないかだけで見てさしあげればよいのでは。
島田紳介という人の場合、90年前後の『倶楽部紳介』の頃が頂点だったのでは。
深夜の時間帯に一人のゲストとロング・トーク‥、の能力は圧倒的だった。
伝説の原田知世を泣かせた回とか、小林ひとみに切れた回は生憎もってませんが
探せば「仲野茂」や「憂歌団」の回の録画テープはどこかにあるはず‥
ニコニコ動画にあげようとは思いませんが。