原武史『鉄道ひとつばなし』講談社現代新書、2003
原武史『鉄道ひとつばなし2』講談社現代新書、2007
原武史『鉄道ひとつばなし3』講談社現代新書、2011
原武史『沿線風景』講談社、2010
鈴木勇一郎『近代日本の大都市形成』岩田書院、2004
Mマクルーハン、BRパワーズ『グローバル・ビレッジ』青弓社、2003
藤本均『私鉄企業の相似象』冬青社、1996
あいかわらず、鉄とメディアの日々。
そういえば以前、テツの権威辻泉氏に
「この世代でこういう人がテツでないわけがない、と思ってました」
と言われた記憶がある。たしかに、小3〜4の頃、時刻表を見てれば、
それで半日つぶせていたように思う。が、本格的にテツになるには、
やはり家がそれなりに裕福でないと無理なような気がする。
小学生の頃、急行の鷲羽や玉野市営電鉄は大好きだったけど。
あと南海高野線(汐見橋線)、阪堺線、上町線、叡山電鉄、JR羽衣線。
今はなき南海天王寺線、京都市電、ダイヤモンドクロス時代の今津線など。
中高の時分、数百円でトリップできる分には楽しんではいた。
なのでテツ系本でも、読めるのは原氏のものくらいかなぁ
と思っていた(世代も近いし、松本清張や新宗教への嗜好も共感)。
が、藤本本も、なかなかいけるかも、と思い始める。
阪急梅田などのターミナルをカリフラワー型と表現するあたりが、○。
「駅が櫛型だ、と言っておしまい」感が漂うライターが多い中
路線の空間的な広がりやら、企業の経営戦略やらが視野に入っている。
三日月湖的に残った線、といった表現も詩心を感じさせる。
あと、大学時代じゃりん子チエにはまって、
意味もなく萩之茶屋で下車することが多かった。青春〜