60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

カレッジ・スポーツ



写真は、キャッスルのある大学2。
キャンパス内にミニゴルフ的なコースがあり
池ではカヌーを楽しむ人たちなどがいた。
こちらは散歩やトレッキングぐらいだったが、いたって健康的な毎日。
本務校の語学研修プログラムのある大学だったので
夏休みにはそれらしき学生の集団を見かけたが、
極力避けるようにしていた(こんなところまで来て〜)。


で、いきなり入試部長的話題をすれば、本務校の2012年度
「スポーツ能力に優れた者を対象とした入学試験」の願書が出来。
いわゆるスポーツ推薦入試なわけだが、
この場合、競技実績が問われるだけではなく
高校の評定平均値が見られ、筆記試験(小論文)や面接も課せられる。
だから、「すっごいアスリート」が得られていないのかもしれない。
それが、各部の競技成績があまりあがってこない要因かもしれない。
でもまぁ、すっごいアスリートは関東の学校に行く傾向が強いので
それとは違うところで、何ができるか、どこまでやれるか…
と考えるべきなのであろうと、個人的には思っている(いやもちろん、
競技である以上、より遠く、より速く、より強く…なのだけれども)。
スポーツ推薦組とそうでない者たちとが、うまく交配されながら
全体として、さまざまな面でレベルが上がっていくことを期待したい。


ゼミの3〜4年生にも、体育会のクラブで硬式野球、サッカー、陸上
アメリカンフットボール、ゴルフなどをガチでやっている人たちがおり
試合の結果は何となく気にしてはいる。
(皆箱根を目ざす中)駅伝だいぶ強くなったようだがとか
西高東低と思っていたアメフトも、けっこう薄氷の勝利なんだなぁとか
某君よく投げてるけど、チームとしての結果はなぁ、とか。
これら、それなりに活躍しているゼミ生たちにしても、
スポーツ推薦組とそれ以外は、やはり半々といった感じ。


この3月末に学部学生主任の最後のお仕事として、
スポーツ推薦組新入生の事前プログラム(学部別)で話をする機会があった。
なので、スポーツ推薦組在学生の入学後の成績追跡調査というのをやってみた。
思ったよりは単位の取得状況がよいので安堵した記憶がある
(もちろん、でもやはり…ちょっと…、という者もいるけれども)。
なので、体育会だから就職安泰とは思うな!という檄をまず飛ばして
その上で就職以前に、4年卒業が安泰でない者もやはり出てくる!と注意喚起。


よい学生が来て欲しいものだ。もちろんアスリートとしてもそうなのだが
皆が皆、スポーツを競技することを職業にできるわけではないので
社会人としてやっていけることの方が重要だと思う(プロ、セミプロにしても
セカンドキャリアの問題はついてまわるだろうし)。
以前、某部を途中で休部して、あえて1年間留学したが、
でも帰ってきたからの方が、飛躍的に選手として伸びたという学生もいた。
そういえば身長2mを超え、過去ゼミ生中、最高到達点を誇った某君も
競技引退後も某企業で堅実に仕事をしているそうな。
関西でカレッジ・スポーツする人たちには、競技者としても人間としても
よりじっくり育って欲しいと思う。ロケットスタートでは関東にかなわない。
お笑いの世界もそうだよなぁ(と『ライセンスの9年本』を読んでつくづく思う)。


寺山修司『誰か故郷を思はざる』角川文庫、1973
溝尾良隆『ご当地ソング、風景百年史』原書房、2011


月曜は、朝から会議、その後処理しなければならない案件もろもろ。