60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

50歳のハチクロ


この週末は、おばあちゃんが泊まりにくるので、
子どもたちはハイ。こっちはけっこう休めて、まったり。


昨日、収録は早めに終わったが、晩飯は食べてくると
言って出たため、クールダウンがてら、街をブラブラ。
テレビカメラを向けられるのはまだしも
モニターに映る自分の姿は、やはり直視できない。
そのへん、プロはすごいというか、何というか。
ともかく疲れ、一人になりたい。でも一人で呑む習癖もないし、
ウィンドウショッピングは嫌いなので(本屋ひやかすくらい)、
行き先はマンガ喫茶。手足伸ばせるブースで、メールチェック、
アンド仮眠。それだけでは、あまりにも何なので
3月のライオン』からの流れ(逆行)で
ハチミツとクローバー』を読み出す。でも、最初の2巻で
これは終電ものだと気がつき、あと8巻はあらすじを追い
結末を確認するにとどめる。やっぱり、身を削るようにして
ネーム書く人なんだなぁと再確認。ラストあたりには
将棋のシーンもあり、何となくつながりは感じる。
特異な才能を持つ人間とそれをとりまく群像劇…
というのは同型的。登場人物の造形はつねに丹念、彫りが深い。


でも、マン喫で『ハチクロ』は、50男のすることではない。
外食は結局、インディアンのカレーやら粕うどんやら。


保坂渉・池谷孝司『ルポ子どもの貧困連鎖』光文社、2012
阿部和重『幼少の帝国』新潮社、2012
Jブラウン・Bタッカー『俺がJBだ!』文春文庫、2003
高榮蘭『「戦後」というイデオロギー藤原書店、2010
ジョージ・モッセ『英霊』柏書房、2002
モードリス・エクスタインズ『春の祭典みすず書房、2009