60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

香港・崇光百貨


子どもの土産を探しに、香港そごう(崇光)へ。
艾敬(アイ・ジン)は、我的1997の中で、香港への憧れを歌い
ヤオハン・デパートってどんなところなの?と問うていたが…
それからもう20年近くたつんだなぁ。
青春便服とは、young casualの売り場だった。
書店には「日本美魔女」というタイトルの美容本が…。


さて、子どもへの土産もの。
漢字圏では、シルバニアンファミリーが「森林生活」として展開中だが
期待していた、パンダなどの香港バージョンは見当たらなかった。
ただ、旧正月の飾り付けに、リラックマやサンリオものがあり、購入。
香港では、どうやら「大口仔」こと、みんなのたあ坊が人気のよう。
それから、トイストーリー・キャラクターのクリアファイルセット。
他に、「數学」「中國語文」「English」など。
どうやら香港の小学校には、「常識」という教科があるよう。
なに教えるんだろう。だけどなぜに、三つ目のエイリアン。
宇宙人に常識と言われても。


文京洙・水野直樹『在日朝鮮人岩波新書、2015
ロマン優光『日本人の99.9%はバカ』コア新書、2015
北杜夫『母の影』新潮文庫、1994
北杜夫『どくとるマンボウ回想記』日経文芸文庫、2013
斎藤美奈子『文学的商品学』文春文庫、2008
上野千鶴子『ひとりの午後に』文春文庫、2013
高橋秀実『トラウマの国ニッポン』新潮文庫、2009
永井荷風『濹東綺譚』新潮文庫、1951


上野本。「男と女がつがいになって一人前、という社会では
おひとりさまははみだしものになる」。
いや、別につがわなくても、異性愛でなくてもいいのだけれども
つがいになってる異性愛者がすべからく立派だとも思わないけど
私立大学の教員である以上、少子化にはたいへん困ってしまう。
浜にまたニシンが押し寄せることを願う漁師のように
森にクマやシカ、イノシシが住み続けることを祈る猟師のように
子供向け文具や玩具メーカーの社員やそれを作る工場の工員のように
教員という職業についている限り、私は出生数の上昇を望み続ける。


今日も研究室の整理とか校正とか改稿とかジムとか。


九龍寨城公園でみかけたベンチ。中国チェスの盤が彫ってある。
中国チェスの盤や駒も探してみたけど、見当たらず。
かつて糸谷竜王は、「将棋は斜陽産業」と危機感を語ったが
香港でもボードゲームは、子どもに人気がないんだろうか。