60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

1000円の価値

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今日は校務で登校。帰宅後は一度見てるかもだが、豪の部屋のアーカイブ流しつつ、自室の整理など。

 

奥津回。バンドや弾き語り時代を経てアイドルになると、1000円払ってチェキ撮ってくれるありがたさが心底わかる、とのこと。

あと面白かったのは、「ファンが荒れるなら、アイドルがちゃんと教育しないと(ファンは、そのアイドルのありようを映す鏡)」「ヲタクを見取る老人ホームをつくりたい」など。
「ファンみまもりサービス」とかある時代だしなぁ。後期高齢者ヲタクもあたりまえになる日も近そう。

 

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真野回。ソロでデビューしただけで「昭和のアイドル(っぽい)」「ノスタルジー」と言われたとか、握手会にてモラルの低いファンに対して、マネージャーが「1000円払ってるからといって、何言ってもいいもんじゃない!」とキレたとか。

 

あと、その他にも、ツボにはいった話としては
・スキル厨みたいなファンもいるが、「スキルが高いから人気が出るわけではないのがアイドル(でも上手いにこしたことはない)」
・プロデューサーを自認する(プロデューサーぶる)ファンが多いが、アイドルから見ると「ファンは、マックスでもビジネスパートナー」
・プロデューサーは飽きる人種。おおむね、3曲目以降クオリティが落ちる場合が多い(グライダーみたく、最初引っ張り上げることに成功すれば、あとは慣性で流しがち)。

 

なるほど。

そう考えれば、尻上がりに部数の伸びた「闇金ウシジマくん」などは、稀有の例なんだろうなぁ。ストックがあったというか、ストックを増やしつつ最後まで駆け抜けたと言うか(画力向上も大きかったんだろうけど)。無意味に引っ張ることなく、よきタイミングで終了。

 

明日は町内のお仕事と、同じく部屋の整理。

 

長崎励朗『偏愛的ポピュラー音楽の知識社会学創元社、2021
原田曜平『寡欲都市TOKYO』角川新書、2020