昨日、映画「キリエのうた」を観てくる。シニア料金でGo‼
「スワロウテイル」が受けつけなかったため、岩井俊二作品はほとんど観てこなかったが、やはりこれは観る。
今回の製作委員会には、キー局ではなく、ロケ地の関係か、在阪のテレビ局・FM局などが入っている点にまず反応(同様に宮城や北海道の局も入ってるが、広島の局はwhy?)。天王寺公園、藤井寺の古墳、川口基督教会。キー局入れると、宣伝等もろもろ強力だが、いろいろうるさいのかも。こんな具合に、系列関係なく、地方局が合従連衡していく未来が見たい。あと、ジェイストリームは、名称ジェイストリームのままなんだろうか。
難役だったと思うが、アイナ・ジ・エンド、松村北斗、広瀬すず、皆好演。安定の黒木華、意外と意外に大塚愛。奥菜恵や浅田美代子、石井竜也などの現在の姿にはしみじみしたが。あと村上虹郎、七尾旅人、安藤裕子、粗品、北村有起哉などなど。子役もよかった。
女性を魅力的に撮ること、MV的なシーンの巧みさなど、俊雄推しからしても、俊二なかなか。ただし、3時間超の長さなので、トイレ休憩ほしいけどなぁ、シニアには。
キリエ、ルカの姉妹。なるほど、クリスチャンの一家だわ。
メインのテーマは震災だろうが、裏テーマに「階層(を越えた恋愛ゆえの苦悩、逡巡)」。祖母・母と三代続くスナックとか、法事と教会(のXmas)の対比とか、執拗なネットカフェ描写とか。地方と東京の格差も描く。まぁ、長くなるわな。
ミュージカル「ジャニス」には少し若すぎたか…と思ったが、アイナ・ジ・エンド。昭和歌謡、シティポップス再評価の流れにものっていて、本作は背伸び感なくイキイキ、ノビノビ。帰れない二人、やはり名曲。教会音楽としての異邦人。〆のさよなら。
圧倒的な声にプラスして、演技、喋り、バラエティ対応等々、息長く活躍していきそう。期待、期待。喉を大切に。
ちょっと前まで、「BiSH、ローション相撲、やりますよ」とか言ってたけど、スターへの階梯、上ってったなぁ。
今日はもろもろの片づけごとなど。