60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

岩井俊雄ではなく

 

昨日、映画「キリエのうた」を観てくる。シニア料金でGo‼

スワロウテイル」が受けつけなかったため、岩井俊二作品はほとんど観てこなかったが、やはりこれは観る。

今回の製作委員会には、キー局ではなく、ロケ地の関係か、在阪のテレビ局・FM局などが入っている点にまず反応(同様に宮城や北海道の局も入ってるが、広島の局はwhy?)。天王寺公園藤井寺の古墳、川口基督教会。キー局入れると、宣伝等もろもろ強力だが、いろいろうるさいのかも。こんな具合に、系列関係なく、地方局が合従連衡していく未来が見たい。あと、ジェイストリームは、名称ジェイストリームのままなんだろうか。

 

難役だったと思うが、アイナ・ジ・エンド、松村北斗広瀬すず、皆好演。安定の黒木華、意外と意外に大塚愛奥菜恵浅田美代子石井竜也などの現在の姿にはしみじみしたが。あと村上虹郎七尾旅人安藤裕子粗品北村有起哉などなど。子役もよかった。

女性を魅力的に撮ること、MV的なシーンの巧みさなど、俊雄推しからしても、俊二なかなか。ただし、3時間超の長さなので、トイレ休憩ほしいけどなぁ、シニアには。

 

キリエ、ルカの姉妹。なるほど、クリスチャンの一家だわ。

メインのテーマは震災だろうが、裏テーマに「階層(を越えた恋愛ゆえの苦悩、逡巡)」。祖母・母と三代続くスナックとか、法事と教会(のXmas)の対比とか、執拗なネットカフェ描写とか。地方と東京の格差も描く。まぁ、長くなるわな。

 

ミュージカル「ジャニス」には少し若すぎたか…と思ったが、アイナ・ジ・エンド。昭和歌謡、シティポップス再評価の流れにものっていて、本作は背伸び感なくイキイキ、ノビノビ。帰れない二人、やはり名曲。教会音楽としての異邦人。〆のさよなら。

圧倒的な声にプラスして、演技、喋り、バラエティ対応等々、息長く活躍していきそう。期待、期待。喉を大切に。

ちょっと前まで、「BiSH、ローション相撲、やりますよ」とか言ってたけど、スターへの階梯、上ってったなぁ。

 

 

今日はもろもろの片づけごとなど。