60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ネイティヴ・アメリカン、嘘つかない

立場上(どんな立場だ?)、昨晩放送された『メッセージ:伝説のCMディレクター・杉山登志』を見る。
内山理名の小芝居を早送りしつつも、見る。
ついでに一社提供の資生堂のCM群も、「CMの日」スペシャルという趣旨に反して早送りしながらも、見る。


でも、なぜ藤木直人?。ちょっと、顔立ちなどが、甘すぎるような気がする。
杉山本人は、もっと色黒・精悍で、今ではNGでしょうが、かげでは「インディアン」と呼ばれていました。
ギャルサーからのネイティヴアメリカンつながりなのだろうか。パラパラ


この番組に関しては、ほかで書くつもりもあるので、ここでは気になった次の点だけ。
杉山の所属していた会社名も仮名だったし、
「おい、八木」って、そこは「おい、結城(臣男)」だろ
とつっこみたくなる箇所もありました。
杉山の死は、まだまだ周囲の人にとっては、デリケートな問題なんだろうなぁ、という感想。


でも、まぁ、見れてよかったです。1979年12月放送の、杉山登志中村雅俊の時のドラマは見逃してるので。
当時私は高校三年生で、たぶんテレビどころじゃなかった時期です。
メディア研究者と称していて言うのもなんですが、じつは、私はテレビ好きな子どもじゃありませんでした。
ウルトラQウルトラマンとか初代仮面ライダーとかには、年相応に熱狂しましたが)。
こういうブログやってると、泉麻人みたいな人間だとイメージされがちですが、
小学校の頃は、好きな番組といえば「新日本紀行」とか「生活の知恵」とか
あと平日8時台のNHKドラマ(「天下堂々」「あかひげ」「けったいなひとびと」など)が好きなぐらいで
基本的には辛気臭い活字少年(「あかひげ」つながりで山本周五郎にはまるとか、嫌なガキ)でした。
すいませんが、「レインボーマン」とか「死ね死ね団」とかふられても、ご期待にそえないです。
大学4年間、下宿にテレビおいてなかったです(実家で週末見るだけ。でも苦にならなかったです)。
今も育児に追われて、あまりテレビ見てないけど、苦じゃないです。職業柄、問題ですけど。


話し戻って、杉山登志ですが、そういえば子どもの名前を考えてた時
息子の名に「昊(こう)」という字が使えないかと、思案してた頃がありました。
でも「にってん」っていうのも、杉山のいた日本天然色映画みたいだなぁ
無くなった会社の社名っぽいというのもゲンが悪いか、と思いやめにしました。
ちょっと字面も禍々しいし、とも思ったのですが、
娘の好きなキャラクターが、オニ、ワニ、ドクロ、カエルと判明するにつれ
このままゴス一直線で育つんなら、娘に「昊(こう)」もよかったかなぁ、という気が最近してきました。


そういえば、当初「エコーで見る限りは男子の双子である」と医者からいわれてた頃
冗談で「出てきた順に長男(ながお)と次男(つぐお)にする」とか
「兄(けい)と弟(だい)にする」とか言っていたら、それがけっこう広まってしまい、
お子さんは「長男(ながお)くんと次男(つぐお)くんなんですか」と真顔で尋ねられたりします。
え〜、けっこう子どもの命名とか、ちゃんと真剣に悩んだのに〜。
二十代の頃、やはり冗談で「もし赤ちゃんとか身近にいたら、授乳の際には必ずヘビメタ流し、
メタル聴いたら涎流すような子に育つかみてみたい」と言ってたら、
「この人なら、自分の子でやりかねない」という理由でふられたことがあります。
え〜、けっこうこうしてマジメに子育てしてるのに〜。


自分のパブリック・イメージが、なぜか間違っているのではないかと思う今日この頃です。