60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

テレビ三題

金曜日、取材のカメラを向けられてみる。
メディアに関してウダウダ言って糊口をしのいでいる以上
人体実験の被験者のつもりで。「交通事故」に遭いにいく。


土曜日テレビCM史に関する研究会。
苦手とするコーディネート仕事だったが
なんとか無事終了してくれて安堵。
出席者、やや少なめだったので
報告者には悪いことしたかとも思うが
けっこうハードコアなオーディエンスが集まってたし
会場(ないし上映スクリーン)的には、
人があの程度にまばらな感じが、見やすくてよかったかも。
報告、コメント、その後の打ち上げ、皆面白かったです。
備忘までに
・CM内発話者のジェンダー転換の件、50年代は子ども相手のメディア?
鉄人28号のコントローラーが、お父さんスイッチ的だった件
・「マスコミゲーム」。マスコミという語彙の変容
・ブラウン管での視聴体験の消失。液晶・プラズマ、パソコン、ワンセグなどでのみ
 視聴してきた世代の台頭。わが家の画面は依然曲面ですが
・50年代企業CM≒90年代のホームページ説etc.


本日日曜、BPO「最近のテレビ・バラエティー番組に関する意見」を読む。
BPOに電話しないような人の声を、どうすくったもんだろうか???
電話をしようとする人たちは、性格的なものも大きいのだろうが
かなりテレビが好きで、テレビにコミットしてる人々のような気がする。
多くの視聴者は、黙ってチャンネルを変える、テレビ番組以外へと逃れる
そしてスイッチを消す、やがてテレビの前には誰もいなくなる…


月曜日は、テレビCM関連の会議。
前期の講義にテレビネタを少し増やしてもいいかも。
フィルムスタディーズのように、産業として終わりかけると
それを対象とした研究が盛り上がったりするので、テレビスタディーズはありか。
これまでのマスコミ研究とは違う視点を打ち出すには、はてさて。