60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

絶賛休暇中!



スコットランドにいた頃、B&B(ベッド&ブレイクファースト)を泊まり歩いていた。
安価、気楽、どんな田舎町にも一軒はある。
都会ではホテルもアリだが、カントリーサイドはB&Bに限る。洋七と洋八
阪神間の洋館が消えていく前に、それをB&B化する手立てはないものだろうか。


とか言いながら、今週末は山ん中の県立の宿泊施設。
金曜昼に未来日記をしているが、窓の外は豪雨。大丈夫か。できるだけ今降っといてほしい。


『月刊民放』8月号が送られててくる。「テレビ新時代の営業力」特集。
「広告媒体としてのテレビのこれから――歴史的考察から」という文章を寄せている。
民間放送連盟の出してる雑誌に、主旨としては
・テレビ局(特に民放)が情報の流れの川上だ!中心だ!と、君臨することはもうないだろう
といったようなことを書いた。こりゃ没になるかなと思っていたが、載せていただけた。
すこし民放業界を見直す。


高井昌吏編『「反戦」と「好戦」のポピュラー・カルチャー』人文書院、2011
マイク・フェザーストン、ジョン・アーリ、ナイジェル・スリフト編著『自動車と移動の社会学
――オートモビリティーズ』法政大学出版局、2010 (近森高明訳)



著者ご一同から反戦好戦本をご恵投いただく。多謝
谷本論文読んでて、いや〜、1960年代の戦争少女マンガ話は懐かしかった。
ほたるの墓(サクマのドロップの缶に骨)はマンガで読み、トラウマ的に記憶しているのだが
果たして…と思っていたら、やはり原典が確認できた。
巴里夫満州引き揚げ譚もトラウマものだったが、それも確認。
あと木内千鶴子のひめゆりモノも記憶に残っている。
二つ年上の姉と育ってるもので、やはり少女マンガの影響は大だ。


ともかく1960年代の少女マンガって、けっこう社会派だった。コクリコ坂から
アメリカの人種問題を扱ったマンガで、肌の色を白くする飲み薬を開発した黒人化学者が
自分でその液体を飲み、肌だけではなく髪も、瞳も、血さえも白くなってしまい
発狂して自殺する、というトラウママンガもあったはず。少年マンガもたいがいだったが
いや〜、混沌としてておもしろかった。


これから短い原稿にめどをつけ、報告書を脱稿せねば。明日からは、山だ、川だ、虫だ。
でも、次の仕事のこと、ぼんやり考えるんだろうなぁ。ワーカホリックでんなぁ。