60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

体感ST比



昨日は近鉄特急で津まで。DK合同大学説明会。
写真は津駅で見かけた伊勢電鉄(伊賀鉄道にも萌え)。
冒頭10分の挨拶、会の趣旨説明を担当。
父母、親子連れ、高校生同士など。
人数的にはもう少し欲しいところだったが
こうした会に足を運んでいただけるのは
かなりコアなターゲットなのだと思う。
同行した学生たちも、懇切に質問対応してくれていた。


なんか大学教育の場でよく話題になる
ST比(学生と教員の比率、専任教員一人当たりの学生数)
もそうなのだが、必要とする学生(今回は受験生&父母)に
必要とされる局面で、丁寧な対応を教職員がとれれば
それでいいのではと思う。最近の学生は「かまってちゃん」化
してるとはいえ、心底「ほっといてちゃん」もいるわけだし。


自らの大学時代を振り返ってみて、ST比的には
非常に贅沢だったはずなのに、面倒みていただいた感は少ない。
こっちも放置しといて欲しかったしなぁ。それから
助手の方ををはじめ、OD、院生などのボランタリーなチューター
さらには研究室付きの職員の方に、かまってもらえたことも
大きかったように思う。単純なST比で云々されては
どうしても私立大学文系学部は苦しい。
学生にとっては体感ST比こそが問題。
頭数に限りある教職員で、それがどう無理なく実現できるか…


大学全体での模索は続く…


移動の車中などで
柴田理恵久本雅美『イママダ』マガジンハウス、2005
小篠綾子『糸とはさみと大阪と』文園社、1987
山田太一ふぞろいの林檎たち』大和書房、1983
老川慶喜編『東京オリンピックの社会経済史』日本経済評論社、2009
安西水丸『丘の上』文藝春秋、1995
荻野昌弘編『文化・メディアが生み出す排除と解放』明石書店、2011
一柳廣孝久米依子編『ライトノベル研究序説』青弓社、2011
立松和平『鳥の道』新潮社、1995