60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ハンロ(航路)


朝のキャンパスにて。ふと、不審な段ボールに気づく。



春先から5月いっぱい、ウグイスの鳴き声が聞こえる
のどかな環境なのだが、こういうこともあるんだなぁ。
「亥」が、残念。


軽く授業準備をして、映画「ハンロ(航路)」を
九条まで見に行く。地味なドキュメンタリー映画
上映し続ける志に敬意。こうした単館上映館、
大事にしたいものだ。九条もディープな趣きある街だし。
ただし、朝の初回ということもあって観客は4名。
でも、監督とドキュメンタリーの被写体というか
女優で劇団代表の方との、舞台挨拶あり。贅沢!


映画の内容的には、
私などが「済州島に行こう!」と思い立ったら
生協の旅行デスクに行って30分でアレンジ完了〜
みたいな感じなのだが、
そんなわけにはいかない人々がいるのだなぁ
というのが最大の感想というか感慨。
済州にいる祖父母に会いに行けない孫とか、切ない。
少しでも多くの人が見るべき映画(珍しく断定)。


その後、学校に戻り、さらにもろもろ片付け仕事。


移動中などに
野田研一編『<日本幻想>:表象と反表象の比較文化論』ミネルヴァ書房、2015
原田曜平&日本テレビZIP!取材班『間接自慢する若者たち』角川書店、2015
畢滔滔『チャイナタウン ゲイバー レザーサブカルチャー ビート そして街は観光の聖地となった』白桃書房、2015
田村公人『都市の舞台俳優たち』ハーベスト社、2015


田村本。「ハンロ(航路)」の裏テーマとして
演劇人の経済的な大変さ、みたいなものがあったけど
いや、まさにそういう本です。