60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

13本目。日本春歌考

1967年、監督大島渚、製作創造社。
歌う金田(吉田日出子)、小山明子の長台詞。松竹を離れ、心おきなく難解となる大島渚、またそれを受容した1960年代の時代精神



恵送御礼。会社員時代の大先輩にあたる関沢さんから。
広告コピーの歴史を丹念に遡った上に、
かなり広範に、古い文献やら英語文献を掘った労作。
教員に転じ、そのラスト1年を、学部長として過ごされるとか。
世代で一括りにすべきではないのだろうが
団塊の世代の中でももっとも良質な人々に感じられる
馬力と柔軟性とのバランスを、保ち続けている方という印象。
(「例外的な存在」と書いてしまいたいところだが…)


年末年始、実家を転々中
山本浄邦編『韓流・日流』勉誠出版、2014
テッサ・モーリス-スズキ『ひとびとの精神史2朝鮮の戦争』岩波書店、2015
イ・ヒョンジン『韓流の社会学岩波書店、2008
吉田たかよい『受験うつ』光文社新書、2015
荒川和久『結婚しない男たち』ディスカヴァー携書、2015
原田裕規編『ラッセンとはなんだったのか?』フィルムアート社、2013
景山民夫『転がる石のように』講談社文庫、1990
大島裕史『韓国野球の源流』新幹社、2006
高全恵星『ディアスポラとしてのコリアン』新幹社、2007
樋口毅宏『ドルフィン・ソングを救え!』マガジンハウス、2015
山本周五郎『瓢かんざし』講談社、1970
山本周五郎『菊屋敷』講談社、1970


原田本。思わず、ラッセンゴレライと呟いてしまう。
景山本、これを書いた人が、あぁなるとはなぁ。
高・全本。カザフスタンとかウズベキスタンとか、
知らなかったなぁ〜。新鮮。
樋口本、渋谷系への思い入れを共有できないのは、
こちらが10歳年長ゆえか。山本周五郎は、やっぱり上手。
毎年正月、読む本が尽きて手を出すが、ハズレがない。