詳細は未定だが、来年1月にオンライン研究会でご一緒する縁で、水出幸輝さんよりご恵送いただく。
戦争についての集合的記憶の研究は、それなりに厚いものがあるが、災害については、たしかにまだまだ空白地帯であり、この本などが、先駆的な仕事として今後参照されていくのだろう。
被災地と被災地外の温度差が、その後の記憶の構築の過程においても存在する、といのもおもしろい。
個人史的には、阪神淡路のときには東京、東日本のときには関西在住と、災害研究へのモチベーションの湧きにくい人間だが(第二室戸台風の中で生まれているが、当然ながら記憶なし。伊勢湾台風は生前)
帝都復興の際の広告祭については、以前ちょっとだけ書いたことがあり、なるほどと思う点も多々あった。
1月の研究会、楽しみ。また詳細告知します。
原田曜平『Z世代』光文社新書、2020