60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

小室系と渋谷系と小椋佳と山本圭

昨日発売の『SPA!』「石井恵梨子のもっと音楽を聴きましょう」を読み、愕然としました。


石井恵梨子さんが、仲間由紀恵withダウンローズの「恋のダウンロード」を聴いて、
仲間由紀恵って、けっこう歌えて踊れるのね、という感想を述べているわけなのですが…。
しかも、01年に高橋克典とのデュエットですでにデヴューしてるんたよねと、
薀蓄を傾けているわけなのですが…。


私にとって仲間由紀恵は、どこまでいってもTPD(東京パフォーマンスドール)後期メンバー
なわけです。歌って踊れて当たり前です。歌手歴は、01年どころの話ではないです。


うろ覚えですが、なんかの雑誌記事でも、仲間由紀恵は沖縄から上京後、
小室哲哉プロデュースでアイドル・デヴューしたが売れず、下積みも経験した…
みたいな書き方をされていましたが、なぜTPDへの言及が無いのでしょうか?
TPDを無きものにしようとする、業界を覆う暗黙のルールでもあるんでしょうか?


石井さんのコラムと同ページの記事は、「これは'90年代の逆襲なのか? 
進化・深化を遂げる「渋谷系」、そして小沢健二4年ぶりの新作!」というもの。
渋谷系とTPDは、ほぼ同時期の現象だったのに…。この扱いの差は何なんでしょう。


どんなに鼻につこうが、落ちぶれようが、心のどこかで小室哲哉を全否定できないのは
TPDのために書いたいくつかのダンス・チューンが、掛け値ナシにカッコイイからです。
その話はまた改めて…、と思っているのですが、こうしているうちにも
TPDの痕跡を消し去ろうという秘密結社の陰謀が進行しかねません(妄想)。
私が語り部として、後世に伝えなければ(という指令が、どこからか電波で…)。


渋谷系といえば、信藤三雄のアルバム「娘ごころはスクーターズ」のテープを発見。
(実はLPも持っているのですが、ターンテーブルというものが家にはありません)
残念ながら、昨日入手したレコードコレクターズ増刊『コミックバンド全員集合!』に
スクーターズは見当たりません。(当然、誰かば、モダチョキはアリです)。
そう言えば、TPD時代の市井由理のラップもかなりのもんでした。