60歳からの自分いじり

恥の多い生涯を送って来ましたが、何か?

ぷーはかせ

木曜も出勤し、片づけ仕事など。それでも仕事つまり気味。


憂さ晴らしに、軽い読書などと思うが
『ホームレス博士』と、憂さ晴らしにならん選書。
でも著者は、来月学部研修会の講師としてお呼びしてる方だし
こちらも大学院生を抱えてしまっている身だし…
西原理恵子のマンガに「ぷー博士」として出てた人も
ググってみると2005年までの職歴はみつかる。
今もお元気で、某HPを運営してらっしゃるようなのだが…


昨日読了した本が、北公次光GENJIへ』だったもので
妙にオーヴァーラップしてしまう。
かつて栄光の地位にありながら、
アルバイト仕事を断続的に続ける元アイドル。
パチプロ生活を続ける博士(もしくは槍投げの溝口from『異形の日本人』)。
映画『竜二』の北公次は、かなりよかったのに。


北公次、四人の中でいちばんカッコよかったよなぁ。
でも、昭和の匂いが色濃い(なんせフーテン族経験アリ)。
こちらは俊ちゃんと同世代だが、あの80年代ノリよりは
にっちもさっちもどうにもブルドック、の方が好きだ。


北公次は、貧しい境遇からの脱出を夢見てた。
だが、ただ金儲けするだけなら、違う道もあったのだろうに。
何かが過剰だ。村西とおるとの共振も、離別もむべなるかな。


ひるがえって自分のことを考えてみる。
そうした過剰な部分が、今ひとつなかった。
ともかく定職につき、食べていけることを第一に考えてきた
(もちろん、より楽しめそうな職種・境遇への移動は繰り返してきたが)。
先の保証のないままに大学院進学とか、
歌や芝居で食べていこうとかは、決して考えないタイプだった。


つまんない人生のような気もするが、
北公次のように妻子に捨てられるのはキツイなぁ。
還暦過ぎても、北公次はフェロモン出してるんだろうか。
村西とおるは吼えてるんだろうか。
一回り上の丑年たちの健闘を祈りたいもんだ。青山孝はもういない。
50代を目前にして、そんなことをふと思う。WOW