土曜の研究会は、福間さんのメディア(史)研究者としてのお仕事に関してだったが
こちらは戦争(の歴史)社会学者としてのお仕事。やはり、いろいろ触発されるところが多かった。
ともかく、結城昌治、懐かしい!
『軍旗はためく下に』は子どもの頃読んだなぁ。未見の映画版も、今度、観てみようと思う。
しかし、結城昌治でいちばん好きだったのは、『白昼堂々』だった。結城の推理小説やハードボイルドものも読んだはずだが、この2冊の記憶が非常に鮮明。
(お蔵入りした『白昼堂々』のドラマって、見てみたいものだが、たぶん残ってない)
結城昌治ときいて反応できるのも、それもこれも、戦後の中間文化享受者だった親からの遺産なのだろう。文化資本ってほどのことではないだろうけど。
子どもの頃から、あまり戦争に萌えず
(小学生だった時分、プラモデル作るといえば、姫路城や金閣寺の類ばかり…)、
姉の影響下、少女マンガ漬けで育ったので、『光る風』トラウマはあるものの、『はだしのゲン』はスルーし
(1960年代までは、戦争や引揚げなども扱った社会派マンガも、少女マンガ誌にも掲載されてたが…)
「宇宙戦艦ヤマト」はリアルタイムにテレビアニメは観たが、映画公開に並んだり、雑誌買い漁ったりといった経験はなく、
(松本零士といえば、「男おいどん」一択で)
アメリカンニューシネマ小僧を気取ってたので「スターウォーズ」は素通りし
(中学生の頃、「スタートレック」はテレビで観たなぁ)
ファーストガンダムのテレビ公開時は受験生だったり…
でもまぁ、集合的な記憶の構築・再編といった問題群には興味あるので、戦争社会学方面もサーベイしていければと思う。
そういえば子どもの頃、傷痍軍人を街頭でリアルに見、1990~96年、巣鴨とげぬき地蔵前に住んでいた際には「四のつく日」にはまだ見かけた(大島渚のドキュメンタリーや水木しげる!)。
今日から3日間で、研究室のPCまわりのリプレイス。